キャンパスだより平成28年度公開講座 が開催されました

平成28年度公開講座 が開催されました

2016年11月04日


 10月15日、本学講堂で毎年恒例の公開講座が、多くの地域住民の皆さんの参加を得て開催されました。今回は、はり灸・スポーツトレーナー学科が主担当で、『お灸で養生、お灸で元気』をメインテーマに講演とシンポジウムを行いました。


 本講座は、11月5月より、23年ぶりに日本(つくば市)で開催される世界鍼灸学会連合会学術大会を盛り上げるため、全国のはりきゅうの市民講座の一つとしても指定されました。

 講演では、日本内経医学会会長でみやかわ温灸院院長の宮川浩也先生から、『養生と養生灸』をテーマにユーモアを交えてお話をいただきました。養生とは日本にのみ残っている文化で、「身体のお手入れ」という意味だそうです。親から授かった身体を丁寧に扱って長持ちさせる(最後まで生き抜く)ことで、決して長生きすることではないと話されました。そのためには身体をマメに使い、少欲で多幸感をもつことが'本当の養生'であるということでした。テーマにもあるお灸は、'改める養生'、すなわち私利私欲によって歪められた生活習慣を改めるのに有効であるということでした。実演では、長く坐っていることでおこる足腰の衰えや首肩のこり、食欲の減弱に対し、足三里というツボが紹介されました。学科教員が総出で、各参加者のツボを確認し、そこに煙のでないお灸を貼って講演は終了しました。参加者にはしばしお灸の温もりを体験していただきました。
後半は本学科教員によるシンポジウム『養生とは未病を治すこと』でした。戸村多郎先生は、世界に先がけて東洋医学における診断をポイント化した「未病スコア®」を紹介し、参加者は熱心に15の質問に回答されていました。その結果から、東洋医学の診断に用いる五臓(肝・心・脾・肺・腎)のタイプ分類を行いました。次いで、池藤仁美先生がタイプ別に合ったツボを紹介し、これもまた教員が総出で位置や取り方をチェックしました。自分のツボに対するお灸でのセルフケアについて、薬店などで購入できるいわゆるせんねん灸をいかに上手く利用するかが丁寧に説明されました。最後に宮川先生にも加わっていただき、参加者からの質問に答えて終了となりました。動きのある体験型の講座となり、参加者の満足度も高かったのではないでしょうか。

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