キャンパスだより伝統医療文化の宝庫!

伝統医療文化の宝庫!

2016年06月04日

 関西医療大学は中国の伝統医療文化を継承し、広く古代中国哲学の生命観を基本とした、国民への鍼灸治療の普及を出発点とし、人間中心の医学に基づく、哲学観をもった人材の育成に全力を注いでいます。
 学内には、他学にはない伝統医学に関する豊富な資料が所蔵されています。鍼灸の大学でとして伝統医療文化の思想、哲学を中心とした、伝統医学教育のカリキュラムが充実しています。その一部の所蔵資料をここで紹介します。写真は古代中国の医療器具(皮膚への接触により「気」の流れを調節していた)です。

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 古代では「気」を調節して病を治していたので、鍼を皮膚に接触させて治療していました。
 鍼灸学の歴史をさかのぼってみましょう。鍼灸という刺激を与える治療法は最古のものだと思われているようですが、じつは「気」という古代中国哲学の宇宙観から出発したものです。つまり、人間は宇宙や自然との共生により、生命を維持しているのです。したがって、自然環境との共生が保つことができなくなると、身体に不調が起こり病を引き起こします。
 このような生活環境のなかで先人は、病を引き起こした身体に対して、「気」を用いた治療や、「気」による養生法を実践していったのです。

古代中国の九鍼
 左が青銅技術の発展により作られた青銅製の「九鍼」、右は製鉄技術の進歩に伴って作られた鉄の鍼。
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 人類の医療が進歩する過程で、先人らは身体に流れる過剰な「気」を抜いたり、不足した「気」を補ったり、滞った「気」の巡りを改善するための様々な鍼の道具を生み出しました。それらが「九鍼」です。  「九鍼」とは鑱鍼(ざんしん)、員鍼(えんしん)、鍉鍼(ていしん)、鋒鍼(ほうしん)、鈹鍼(ひしん)、員利鍼、毫鍼、長鍼、大鍼の九種類に分類された鍼のことです。そしてこの「九鍼」のなかで、現在の私たちが最もよく使っている鍼が「毫鍼」(ごうしん)と呼ばれている鍼です。後世では、これら九種類の鍼はさらに鍼は改良を加えられ、下の写真のような、それぞれの目的に基づいた鍼が生まれてきたのです。 ⑤.jpg  ⑥.jpg

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