キャンパスだより岡野幸一先生による講義「鍼灸治療における治療者-患者関係」を開催!

岡野幸一先生による講義「鍼灸治療における治療者-患者関係」を開催!

2017年12月21日


 12月14日(木)、はり灸・スポーツトレーナー学科2年生を対象に、本学出身(平成13年卒[14期])で、針灸治療センター泉佐野駅前店(以下、センター)の店長である岡野幸一先生による講義「鍼灸治療における患者-治療者関係」が開催されました。この講義は、キャリア支援事業の一つとして各学年の科目内で実施されるもので、2年生は「鍼灸基礎実習Ⅱ」の時間に実施されました。このテーマは、3年次の本格的な臨床科目の実習に向けて、その導入に位置付けられています。


 講義は岡野先生の学生時代の話しからスタートしました。先生からは、学生時代の反省点を踏まえ、4年間は人生の中では貴重な(自分のための)時間で、楽しむことも大事だが、ロスがないように有意義に過ごして欲しいというメッセージが送られました。次に本学卒業後にセンターに入職し、センター創始者で現代表の麻生川知幸先生と歩んだ道のり、スタッフが増え、センター増築から現在に至る歴史を映像にまとめたものを披露してくれました。
 講義中盤は今回のテーマについて触れ、センターの根底にあるものとして、「とにかく(患者さんに)喜んでもらいたい」を挙げ、医療機関や各種治療法がある中で、センターを選び足を運んでくれた患者さんのために何が出来るのかを考え、センターの周辺からセンターの隅々まで徹底した掃除、タオル類の選択・整頓、独自のベッド作りなどに取り組んでいることを話されました。そこには、患者さんにとってセンターで治療を受ける約1時間を大切にしたいという思いから、「誰にでもできる事を誰にでもできないくらいする」、「見えない所こそ力を入れ、1日を通して同じレベル(治療環境など)を保つ」ことをモットーにしているとのことでした。
 これらの取り組みは、一見、治療者-患者関係とは異なるように見えますが、実はそうではなく大事なのは患者さんに相対する準備をいつから始めているかということを意味します。鍼灸治療を行うだけが治療ではなく、治療者側の患者さんへの思い、心構えも包含した準備からすでに治療が始まっていると締めくくられました。
 その後、学生をグループ化し各代表からの質問に回答をしてもらいました。「治療費はいくらに設定?」、「1日の治療患者数は?」、「経営上の苦労は?」、「一番難渋した症例は?」、「なぜ'鍼'ではなく''針 'を使っているの?」、「専門外の疾患・症状を有する患者さんへの対応は?」、「うまく治療ができなかった例は?」など、学生から率直な質問が投げかけられ、先生は一問ずつ丁寧に回答してくれました。学生の鍼灸に対する思いや不安な部分に響いた点は多々あったのではないでしょうか。この講義を受けた学生に、3年次の「鍼灸診察法Ⅰ・Ⅱ」で会えるのが楽しみです。 (文責 はり灸・スポーツトレーナー学科教員 坂口俊二)

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