ワタシのスキ!な実習ワタシのスキな実習

ワタシのスキな実習

2012年12月01日

ワタシのスキな実習

看護師をめざすうえでとても大切な実習。
基礎である講義や演習を経て、現場で実践的に学びます。

高橋 佑奈 先輩
保健看護学科 2年生 金蘭会高等学校出身
実習名:老年看護学実習Ⅰ


この実習の面白いところ

この実習の面白いところ

老年看護学実習Ⅰは、高齢者の方が利用される「特別養護老人ホーム」「老人保健施設」「デイサービス」といった施設で実施する学外の実習です。私がめざす看護師の仕事では、接する患者さんの年齢や症状もさまざま。特に、高齢の方に接する機会は、超高齢化社会の現代で今後もどんどん増えていくと思います。私の実習先の特別養護老人ホームでは、認知症の方や、身体が思うとおりに動かない方などさまざまな方がおられ、初めはどのように接してよいか戸惑うこともありましたが、接し方を一生懸命工夫したりすることで、徐々に利用者さんの反応が変わって、だんだんとコミュニケーションが取れるようになったときは、本当にうれしかったですね。

機器の説明:水銀血圧計

これは、水銀血圧計といいます。腕にマンシェットを巻きつけて、シュコシュコと空気を入れると、腕にどんどん圧力がかかってくる...みなさんも、病院などで一度は計ってもらった経験があるのでは??耳につけている聴診器を腕の動脈にあてて、動脈の血管音を聴き、最高血圧や最低血圧を判断します。この聴診器も、学生は必ず持っています。この患者さん役をしてくれているクラスメイトが着ているピンク色のパジャマも、私物ではなく実習用の患者役専用パジャマなのです。

機器の説明:水銀血圧計
実習で学ぶこと

実習で学ぶこと

どんな仕事でも、「コミュニケーションをとる」ことは大切だと言われます。実習に行くまで、私はコミュニケーション=会話 だと思っていました。でも今回、認知症の方や、言葉を介して意思の疎通が図れない高齢者の方と接することで、会話だけがコミュニケーションではないことを学びました。たとえば冷えた手をさすったり、授業で覚えたツボを押したり、車いすを押してフロア内をお散歩したり。言葉はなくても、相手を見てその方のために行動することで、とてもうれしそうにしてくださったり、気持ち良さそうにしていただくことができました。「看護の現場で、本当に必要とされるコミュニケーション」を学べたと思っています。

ハプニング・事件

利用者さんの入浴の介助を実施したときのことです。脱衣所で、私が担当させていただいていたAさんは、初回、2回目ともに、服を脱がず、じっとされていました。それを見た私は、「あぁ、きっと肩の関節が動きにくくて、お一人では服を脱ぐことが出来ないんだ。」と思い、介助をしていたのですが...。3回目の実習の時、同じくお風呂場の脱衣所、ご自身で次々と服を脱ぎだすAさん!! あれ!?と目を丸くする私。施設の看護師さんによると、「Aさんは自分で着替えされるよ。ただ、着替えましょうね、とか、タイミングよくAさんの行動を促せるような声掛けが必要なの。」 つまり、完全に私の思い込みだったのです。コミュニケーションをとるためには、その人をよく知ることが、とても大事だということを痛感しました。

ハプニング・事件
この実習で身につけたこと

この実習で身につけたこと

私は子どもが大好きなので、この老年看護学実習Ⅰ に、実は当初特別な思いはありませんでした。でも、実習を行い利用者さんたちと接することで、多くのことを学ばせてもらい、考え方が大きく変わりました。人生を終えられるまでの時間を、いかに自分らしく生きていただくか。そのためには、思い込みや先入観をもたず、高齢者の方お一人おひとりとしっかり向き合い、相手を知り、その方にとってベストな看護をするということがとても大切なのです。今後、わたしが看護師の道をめざし、進んでいく中で、この実習の経験がなければ、このことに気付けなかったかもしれません。これからもこの経験を宝物にして、多くの方に元気と幸せを与えられる看護師をめざしたいです。


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