大学院理学療法学ユニット谷埜研究室紹介_理学療法に役立つ研究

2016年07月04日


 こんにちは。理学療法学ユニットの谷埜予士次です。理学療法士の方は、患者さんの基本動作を改善させて社会復帰やQOLの向上に貢献できるように日々努力されているものと思います。理学療法は様々な疾患によって生じた障害を対象としていますので、それらに関連した研究分野も多岐にわたります。私は主に運動器疾患に対する理学療法を専門にしていますので、研究においてもそれに関連したものになっています。普段の臨床で患者さんに行っている筋力強化練習の方法はこれでいいのか?もっと安全で効率よく行うにはどうしたらいいのかなど、そんな素朴な疑問を持たれた方のお役に立てればと思っています。
 研究室では院生、学部生と共に筋電図、動作解析装置、筋力測定器などを用いた身体運動学的研究を行っています。この春に修了した院生は普段の臨床場面での歩行練習に活かしたいという理由で歩行の運動力学的研究を行ってくれました。具多的には歩行時の下肢関節トルクについてです。少し専門的になりますが、関節トルクは剛体リンクモデルを作成し、そこに力学的データ(地面反力)を用いて逆動力学的に求めることができます。動作解析装置を使うとこの方法で簡単にトルクが算出されますが、大切なのは、なぜこのような方法で関節トルクが計算できるのか?です。研究では自分の用いているツールや研究手法について充分に理解しておく必要があります。そうすることによって、得られた結果から臨床に応用できること、即臨床応用することは難しく(研究の限界があって)、更なる検討が必要であることなどがわかってくるものだと思います。院生にも理解してもらう目的で、時には手計算で関節トルクを算出してもらいました。
 私もまだまだ勉強中です。みなさんの柔軟な発想をもとに、一緒に勉強し、理学療法に役立つ研究をしていきたいと思っています。

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