保健医療学部 ヘルスプロモーション整復学科医療を学ぶことと競技スポーツの両立

2016年09月23日


 ヘルスプロモーション整復学科の牛島です。学生たちが柔道整復に興味を持ったきっかけは、「中学、高校の部活動で怪我をした際に接骨院へ行った」、がいちばん多いのではないでしょうか?私も小学校から高校まで水泳をしており(写真黄色のシャツが17歳当時の私です)、鍼灸師だった母、柔道整復師だった父には競技生活を通じて面倒をかけ続けた一人です。そんな環境で育ったものですから、父や母のように怪我や痛みを治す仕事がしたい、と自然と思うようになっていました。
0923-1.jpg
 そんな私が大きく壁にぶつかったのは高校3年生の時で、小学校時代からの悲願だった全国大会への出場を機に何校かの大学から勧誘を受け、進路に悩むことになりました。私としては一日も早く、当時専門学校でしか取得できなかった柔道整復師の資格を取って、怪我に悩む選手たちをサポートしたい、でも父は「大学を卒業してからでも遅くない」とそれを認めてくれませんでした。柔道整復師と診療放射線技師、二つの医療国家資格を持つ父は、息子には大学に進んで視野を広く持って欲しい、という強い気持ちがあったようです。父の勧めに従い、誘いのあった大学に進学しましたが、とてつもなく遠回りをさせられている感じに耐えられなくなり、2年で中退。専門学校に移り柔道整復師の資格を取得しましたが、大好きだった水泳からはいつからか遠ざかっていました。
 しかし、それから20年以上経った今、私は関西医療大学で教員をする傍ら、水泳競技部の監督として競泳に携わり、30名近い部員を率いています。最初は地域のイベント的な大会に出場するだけだったのが、2012年からは競泳日本代表クラスも出場する関西学生選手権と医療系大学西日本No.1を決める西日本コメディカル学生水泳競技大会にも出場、西日本コメディカルでは2014年から3年連続で男女総合優勝するまでになりました。

http://www.kansai.ac.jp/admission/supportblog/campuspress/15.html

 「プールを持たない本学の水泳部」の、チームとしての練習は毎週月曜日の18時から2時間だけ、ある学年や学科にとっては講義や実習の都合でその練習にすら参加が難しい時もありますが、部員それぞれが創意工夫して競技を続けています。「競泳は個人競技」と思われがちですが、一緒に練習し、試合では応援してくれる助け合う仲間がいないと続けることのできないスポーツです。関西医療大学の水泳競泳部は、それを証明しているチームで、大学では競泳に充分打ちこめなかった私は、部員たちをみてとても羨ましく、また、彼らを誇らしく感じるくらいです。
0923-2.JPG
0923-3.JPG

 もう一つ、彼らを応援したい点は、「資格取得を目指している」ということです。「スポーツをするから勉強はしない」でも、「勉強に打ち込むからスポーツをしない」でもなく、競技生活を続けながら大学で学問にも打ち込んでいることです。競技と学問、どちらも諦めず大学生ならではのキャンパスライフを満喫している彼らに、心からエールを送りたいと思います。
 アメリカやカナダにはオリンピックに選手として出場したときすでに医師だった、あるいは競技を引退した後に医師になった人も少なからずいます。本学で医療を学ぶ学生からオリンピックに出場する選手が出てきてもいいのではないか、(そして、いつかタイムマシンができた時には1989年に戻って、過去の自分を勧誘してあげたい)、と遠くのゴールを見据えて部員たちと向き合っています。


学部・大学院FACULTY/GRADUATE SCHOOL