保健医療学部 臨床検査学科臨床検査技師の立ち位置と役割

2016年09月30日


皆さん、こんにちは。臨床検査学科長の若山です。今回は、皆さんに臨床検査技師の立ち位置についてのお話しをしたいと思います。

臨床検査技師は病院のどこで働いていますか? そうです、検査室ですね。検査といっても、大きく分けると、検体検査(血液や尿などを扱う検査)と生体検査(心電図やエコー検査など患者さんに対して行う検査)があります。

そのいずれの場合でも、臨床検査技師の立ち位置で非常に特徴的なことがあるのをご存じですか?ちょっと難しいかもしれませんね。聞けば、「なーんだ」と思うようなことです。

それは、検体検査でも生体検査でも、検査結果を医師よりも誰よりも一番先に知る立ち位置にいるということです。そうです、当たり前のことなのですが、非常に重要なことです。何故なら、一番先に検査結果を知った人が、どのような判断をするかによって、患者さんの運命が左右されるからです。

臨床検査の世界には、「パニック値」という言葉があります。出てきた検査値を見て、パニックになってオロオロするというわけではありません。「パニック値」とは、すぐ医師に報告して治療せねば、患者の命にかかわるような異常値のことをいいます。くり返しになりますが、緊急に医師に報告すべきかどうかの判断は臨床検査技師がせねばなりません。真っ先にその検査値を目にするのは臨床検査技師なのですから。臨床検査技師の非常に大事な役割の一つです。

皆さんの中には、「私にそんな重大な判断ができるかしら」と思う人がいるも知れません。大丈夫です。本学では、そのために十分なカリキュラムを用意しています。実習も充実しています。講義科目で十分に知識を吸収したのちに、学内学外の実習を経験すれば大丈夫です。実習は楽しいですよ。ただし、実習内容について十分に理解していないとその楽しさはわからないです。つまり、実習はもちろん大事ですが、そこまでに至る過程のほうが、もっと大事なのです。

皆さん、一緒に頑張りましょう。そして、臨床検査技師を目指しましょう。

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