保健医療学部 臨床検査学科国家試験勉強について 

2016年11月04日


荒川 裕也

 こんにちは、臨床検査学科の荒川です。
 現在、臨床検査学科の学生達は、3年生は病院実習、4年生は国家試験対策と、臨床検査学科の中で最も大切な時期に臨んでいます。将来、臨床検査技師として働く時に、この時期に培った知識と技術が大いに役に立つため、学生達は必死に頑張っています。
 今回は、現在、4年生が頑張っている国家試験勉強についてお話ししたいと思います。臨床検査技師国家試験は全部で10科目からなっており、それぞれ「臨床生理学」、「臨床化学」、「病理組織細胞学」、「臨床血液学」、「臨床微生物学」、「臨床免疫学」、「臨床検査総論」、「臨床検査医学総論」、「公衆衛生学」、「医用工学概論」があります。科目数が多く、これから臨床検査技師を目指そうと思っている人は、不安だなと思う人もいると思います。しかし、国家試験勉強をしていると、皆が一様に抱く感想があります。「あ、このことは他の科目でも出てきたな。」ということです。どうして同じ事柄について多数の科目で勉強するかというと、全ての教科は「身体」という同じ材料を違った切り口(生化学的に、病理的に、など)から眺めているだけだからです。ですから、勉強をしていると「この疾患は血液学的には○○○で、生化学的には△△△だな。」といったような横のつながりが見えてくるようになります。このつながりが見えてくると、途端に勉強が楽しくなると思います。  
 実際の臨床検査技師の仕事では、ただ検査を行うだけではなく、いろいろな検査データを読み解く力や患者さんの背景を含めた病態の理解が必要になってきます。つまり、臨床検査技師になるために必要なのは、国家試験科目の10教科ではなく、すべてが詰め込まれた1教科の「臨床検査学」という学問をしっかりと修得するということです。ですので、国家試験勉強において、横のつながりを意識して勉強することが臨床検査技師への近道であると言えるでしょう。



学部・大学院FACULTY/GRADUATE SCHOOL