保健医療学部 臨床検査学科国家試験から卒業へ(1期生に贈る) 

2017年03月03日


臨床検査学科 楳田 高士

 2月22日に国家試験(国試)が終わり、ゼミ生を中心として国試の報告と相談に研究室へと次々にやってくる。国試、就職、転居、卒業式に関する問題など様々である。目の輝きが今までと違う。これからどんな未来がみんなに待っているのだろうか。国家試験に向けた勉強への集中力は凄いものがあった。国試まで来る日も来る日もみんなが最終バスまで教室に集まり、知識を高めた。みんなを褒めたい。よく頑張った!

 成績が伸び悩み、模試の成績に一喜一憂した者がいる。就職活動の際に自身の方向性に悩んだ者もいる。面接練習で何度もキャリア支援課にお世話になった者もいる。心が折れ、友人が心配して、共に助け合った時もある。この大学での時を共有した友人は一生の宝と言われている。みんなにはこの絆を大事にしていただきたい。

 私事ではあるが、私の人生のスタートは天理衛生検査技師学校(現 天理医療大学)卒の臨床検査技師である。4年前、私のスタートであった臨床検査学科が本学に設置され、臨床検査学科に移籍し臨床検査技師の教育に携わることとなった。これは天命なのかと不思議な縁を感じていたが、あれからもう4年、卒業生を出すことになり、この4年間を振り返ると感慨無量である。
 
 現在、時の流れは早く、医学・科学技術の進歩もめざましい。検査法もまだまだ変化して行くであろう。未来ではグローバルな視野に立つ知識とスキルも必要となるであろう。
「強いものが生き残るのではなく、変化するものが生き残る。」と学長が新年の挨拶でチャールズ・ダーウインの言葉を引用されていたが、時代はどんどん変化してゆく、その時に対応し、適応できる人間であってほしい。

 みんなは1期生である。先輩がいないなか新しく道を開拓してきた1期生であり、自信を持って船出をしてほしい。そして後輩を導いてほしい。
ニーチェ(Friedrich Nietzsche)のことばに、
「世界には、きみ以外には誰も歩むことのできない唯一の道がある。その道はどこに行き着くのか、と問うてはならない。ひたすら進め。」という言葉がある。
卒業を迎えるにあたり、この言葉を1期生のみんなに贈りたい。 



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