保健医療学部 ヘルスプロモーション整復学科アスリートと向き合うときの心構え

2018年03月09日

 
 教員の牛島です。早いもので、今年でヘルスプロモーション整復学科ができて10年の節目を迎えました。それ以前は、海の向こうのプロスポーツチームでアスレティックトレーナーとして働いていたので、この大学に来てからもそのスキルを維持できるように、と大学での仕事の合間を縫って、様々なスポーツの現場に出るように心がけてきました。0309-1.jpg

 縁があって、中学生の硬式野球のチームに学生を連れてほぼ毎週帯同するようになったり、大学生の競泳大会で会場内にコンディショニングブースを開設し、顧問を務めるクラブ、徒手療法研究会(MTI)の学生たちに、日ごろ学んだ技術を披露できる場をもうけさせていただいたりと、学外での活動の幅はこの10年で大きく広げさせていただきました。また学生を連れてはいけませんが、1月にプロ野球選手の自主トレにも帯同するようになり、今一緒にやっている選手とは7年目を迎えるなど、アメリカにいた時以上に忙しく過ごしています。

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 さて、私の周囲の方から「最高峰の選手を相手に仕事されていると、中学生などアマチュア選手を相手にするのは物足りないのではないですか?」と聞かれる事があります。トップアスリートを相手にした仕事はもちろん難しいところはありますが、中学生を相手にした仕事にもそれ相応の難しさもあり、どちらも同じくらいやりがいを感じます。

 例えば中学生の野球選手の肘の外傷は、大学生や社会人、あるいはプロなど大人に起こるそれと比べて非常に様々な病態があり、復帰までのプログラムはそれこそ負傷した選手一人一人大きく異なります。またトップアスリートには当たり前の環境が中学生選手にはなく、選手自身で取り組めるリハビリの指導なども重要です。時には選手の保護者にもお手伝いをお願いするなど、持てる知恵を総動員しているような気もします。競技のレベルには差はあれども、私たち支える側の姿勢は同じ、常に全力で対処する、そうでないとダメだと思っています。

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 先日、そうやって関わってきた中学生の硬式野球チームから、NPBドラフトで上位指名され入団する選手が現れました。彼が中学時代に取り組んできたことがプロから評価されたのかどうかはわかりませんが、あの時伝えたことをここからのキャリアでも活かせてほしいなと思います。もしもまた縁があってオフに自主トレを手伝うことになれば「あ~、コレ中学の時にやらされたやつですね」と言われるかもしれませんね。



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