保健医療学部 はり灸・スポーツトレーナー学科多くのことを学び、資格を活かすために

2018年03月30日

はり灸・スポーツトレーナー学科 北川洋志

「腰が痛い」と訴える人が、あなたの目の前にいます。あなたがその人を支える立場にあったならば、どのような対応を取りますか?今は具体的な対応方法が思いつかなかったとしても、目の前の人で痛みを訴える人をどのような状態にしてあげたいですか?
訴えられた腰の痛みを治療し、腰の痛みで二度と悩まなくなれば間違いなく喜んでもらえるでしょう。しかし、繰り返し腰が痛くなってきてしまう場合もあります。その場合、そのたびに治療が必要になってきます。もしかすると体の使い方に癖があり、その癖が腰に負担をかけていたとすれば、体の癖が治るようにコンディショニング(調整)ができれば腰の痛みは繰り返さなくなるかもしれません。しかし、体に染みついた癖が治るのには時間がかかります。その間に痛みが悪化してくる場合もあります。痛みを抱えたまま身体の癖が治るまでトレーニング(運動)を行うのも辛いものです。では治療で腰痛を治しながら、コンディショニングで体の癖を治していけるとなればどうでしょうか。
もちろん体の使い方の癖だけに原因があるのではなく、体が硬いことや逆に軟らかすぎること、筋力が低下していることが原因のこともあります。痛みのせいで変な癖が出ていることもあります。目の前の人を支えていくためには、その人の状態を評価し、適切な方法を判断して、対応していく必要があります。そのような対応ができるようになるまでには、絶え間ない努力が必要となってきます。
はり灸・スポーツトレーナー学科では、治療やコンディショニングに必要な技術だけではなく、基礎医学(解剖・生理・病理)、西洋医学、東洋医学などたくさんの知識を学びます。それらの学びは、将来、あなたが対面していく患者さんや選手へ向けられます。治療して痛みを取る、繰り返し痛まないように予防する、生活の質の向上や競技力アップのためにトレーニングを指導する。そのすべてが直接的に「人のため」になる仕事です。そのための努力を惜しまない人にこそ、未来が拓けると信じています。あなたはこれから様々なことを学び、経験していくことで悩み、考え方も変化していくかもしれません。その時に支えてくれるのはあなたの持っている「初心」です。「初心」を絶対に忘れず、進むべき道を自ら切り開いていってもらいたいと思います。

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