保健看護学部 保健看護学科インフルエンザの猛威から考える感染管理

2019年03月08日

皆さんこんにちは。保健看護学科で成人看護学を担当している兒嶋です。

立春を迎えてなお寒さ厳しい毎日が続いていますが、皆さんの体調はいかがでしょうか。寒さとともに大気が乾燥し、今年は2種類のA型インフルエンザウイルスによる、いわゆる季節性インフルエンザが大流行し、2019年1月~2月にかけて過去最多の推定患者数となりました。とりわけ受験生といった方々は戦々恐々とした日々を送られたのではないかと拝察しています。

インフルエンザウイルスの感染経路には、主に飛沫感染と接触感染があり、飛沫感染とはウイルスを含む咳やくしゃみ(飛沫)が飛散し、健康な人の鼻や口から吸い込まれることによって起こる感染のことで、接触感染とは咳やくしゃみからウイルスが付着した手でドアノブやスイッチなどに触れ、その部分に触れた健康な人の手を介して鼻や口からウイルスが侵入することによって起こる感染のことです。

そのため、急激な高熱などの重篤な症状を呈するインフルエンザでも、実は基本的な対策を徹底することでその多くを予防することができるのです。その代表的な対策は、手洗い(手指衛生)、うがい、マスクの着用です。一見、日常的な習慣のようにも思われますが、医療者に推奨される手順や方法にはWHO(世界保健機関)によって定められているものもあり、日頃の行いが専門的な技術の基盤となっています。

自身の身体が健康であることによって健全な看護を提供することができ、また、日和見感染(免疫力が低下した患者に起こる院内感染)の拡大を予防するといった患者の安全にも直結します。感染症の流行が自分の予防習慣を見直すきっかけになることを願っています。


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