教員ブログ保健医療学部 ヘルスプロモーション整復学科

附属接骨院で学べること

2015年08月21日

 
 こんにちは。ヘルスプロモーション整復学科の山原です。関西医療大学には附属接骨院があり、ヘルスプロモーション整復学科4年生の臨床実習が行われています。4年生になるまでに"スポーツ中に怪我をした"や"○○が痛い"などと言って患者さんとして来院したことのある学生が多いのですが、実習となると緊張して普段の姿でない学生たちがみられます。
 附属接骨院での臨床実習は、患者さんの誘導や医療面接、電気療法の付け外しなど街の接骨院でも行われていることを私たち教員の指導のもとで実習します。緊張によって声が小さかったり、黙ったまま時間が過ぎるなどいろいろありますが、実習回数を重ねるごとに患者さんへの言葉遣いや接し方、医療面接などのコミュニケーションが上手くなっていきます。身体の異常や健側と患側の違いを実際に知ってもらうため、患者さんの身体に触れさせてもらうこともあります。教科書の写真や文章だけでしか知らなかったことが実際に触れることで忘れることのない経験が知識として増えていくと思うからです。
 柔道整復師は、患者さん一人ひとりの要望に応えた施術が行える医療従事者であり、何でも相談できる先生だと私は思っています。なので、私は、学生たちに"施術する技術も大切だけれども、まず、思いやりの持った柔道整復師になってほしい"と伝えます。患者さんとの信頼関係を築くための一つだからです。
 臨床実習という授業なので、時間は少ないですが、私たち教員から教わりたいと思う技術や見習いたいと思うことが一つでもあり、柔道整復師の仕事ってやり甲斐があると感じてもらえたらいいなと思っています。

0821-1.jpg0821-2.jpg0821-3.jpg0821-4.jpg



ヘルスプロモーション整復学科で何が学べる?

2015年07月10日

 ヘルスプロモーション整復学科の尾原弘恭です。
 今回は「柔道整復師」の歴史から、ヘルスプロモーション整復学科ではどのような「柔道整復術」が学べるのかということをご紹介します。
 「柔道整復」の基になる技術は武道(柔術)とともに戦国時代以前から受け継がれてきました。江戸時代の後期からはオランダなどの西洋医学も取り入れられ、東洋医学と西洋医学が融合した日本独自の医療技術として発展し今に至ります。「柔道整復師」という資格が誕生したのは大正時代になりますが、それ以後も伝統的な医療技術は受け継がれ、柔道整復師を養成している学校のカリキュラムに専門科目(実技)として存在しています。
 ヘルスプロモーション整復学科では伝統的な技術に基づく実技も重視しており、経験豊富な教員がとてもとても優しく、時には厳しく指導しています。
 
  • 実技科目その1 包帯学
  • 包帯は柔道整復師独特の技術と言ってもいいぐらいで、頭から足の先まですべてぴったりと覆ってしまうテクニックを身につけます。
    0710-1.jpg0710-2.jpg
     
  • 実技科目その2 整復治療学Ⅲ(テーピング実技)
  • 包帯学で習得した技術を活用して、様々なテープを使ってテーピングのテクニックを身につけます。
    0710-3.jpg0710-4.jpg
     
  • 実技科目その3 整復学実技Ⅳ
  • 下肢の骨折などの伝統的な整復法や固定法を学びます。固定は包帯学のテクニックを駆使して実施します。
    0710-5.jpg  
  • 実技科目その4 柔道実技
  • 柔道整復師の起源でもある柔道をすることにより身体の使い方を身につけ、日本の伝統文化にも触れることができます。
    0710-6.jpg0710-7.jpg

    いま、「柔道整復師」は多方面から必要とされています。そのニーズに応えるためには幅広い知識と技術が必要となってきますが、「柔道整復師」のベースにないといけないものはその歴史と伝統で積み上げられた技術だと思っています。そのベースの部分さえしっかりできれば、多くの人のヘルスプロモーションを担う存在として大きな貢献ができるはずです。そのためにも本学ヘルスプロモーション整復学科で基礎をしっかりと学び、いろいろな方向性を探ってもらえればうれしいですね。
     詳しくはオープンキャンパスで!ぜひお越しください!!



    柔道整復師は身近なトレーナー

    2015年06月05日

     ヘルスプロモーション整復学科の相澤慎太です。
     今回は、身近なトレーナーである柔道整復師の存在意義について説明したいと思います。
     これからの時期にはオープンキャンパスなどで高校生の皆さんとお話できる機会も増えてきます。その中にはご自身でもスポーツをしていて将来はスポーツ選手をサポートしたいという希望を持っている方とも多く出会います。
     そんな方に対して私はこのように問いかけます。
     「今までちゃんと自分専用のトレーナーをつけてやってきたかい?」と。
     そうしますと殆どの方が「いいえ、そんなのつけたことがないです。」と答えます。
     そこで私は「え~!この時代にトレーナーをつけないでスポーツしてるの~?うまくなりたいと思わないの?」などと意地悪な追い打ちをかけます。
     そうすると、皆さん「え~そんな~」という顔をされます。
     さらに私は「なんでつけないのよ~?」と聞きます。
     すると、「誰に頼んでいいのだか分かりませんし・・・。」とか、「そんな人に知り合いがいません。」などという答えが聞かれますが、一番に多いのが、「自分はそんなトレーナーをつけるほどの高いレベルの選手じゃありませんし・・・。」というものです。
     「それですよ!」と私は突っ込みます。
     「トレーナーとはレベルの高いプロやハイアマチュアの選手のみが必要とするもの」という思い込みがありますが、実はそうではないのです。まだ自分の眠っている才能に気づいていない、もしくは活かしきれていない、または、怪我が多くて満足な練習ができていない状況の選手にこそトレーナーがつくことで効果が大きいのです。
     「じゃあ、その人はどこにいるの?」という問題が起きます。実はそれが接骨院にいる柔道整復師の先生なのです。
     柔道整復師は身近なトレーナーさんであり、接骨院はトレーナーステーションなのです。
     さらに言えば、トレーナーとは何もスポーツ選手にだけ必要なのではありません。
     全ての人がより積極的に生活ができるために身近なアドバイザーとして活用すべき存在なのです。
     例えば、本学の接骨院には定期的なカラダのメンテナンスや、これから長い出張があるということでその前にカラダのチェックをしてもらうために訪れている患者さんがいます。これは言わば、自分専属の「パーソナルトレーナー」を付けているということに他なりません。
     ヘルスプロモーション整復学科では、これからの時代に必要とされる「みんなの身近で相談しやすいトレーナー」を目指しています。興味のある方はぜひオープンキャンパスに来てみてください。
    0605-1-s.jpg0605-2-s.jpg


    ヘルスプロモーション整復学科の魅力とは

    2015年05月01日


     ヘルスプロモーション整復学科学科長の金井成行(かない しげゆき)です。
     ヘルスプロモーション整復学科とはどんな学科か分かりにくいと思います。直訳しますと健康増進整復学科となります。柔道整復師を養成する学科と思っていただいても大きな間違いはありませんが、整復というと大きな力が必要で、いわゆる筋肉隆々の男性の職業と思われがちです。そういった今までの概念を覆し、治療には、優しさやきめ細かさも必要という思いを込め、本学では「ヘルスプロモーション整復学科」という名称を用いました。実際に、女性の入学者も多く、本年度は10名と定員40名の4分の1を占めています。今や男性に限らず、女性も活躍できる学科になっています。卒業すると柔道整復師のみならず、健康運動実践指導者の受験資格が得られます。つまり、医療の知識を持ち、適切な運動を指導出来る人材を養成する学科です。健康運動実践指導者とは、個人の年齢、体力などを考慮してどのような運動が各々の健康増進に役立つかを考えて運動指導する人です。
     卒後の進路としては、柔道整復師として独立開業はもちろん、福祉施設やフィットネスクラブなどでトレーナーとして指導、更にまだまだ勉学に励みたい方は、大学院に進学して研究に打ち込む道もあります。本学にも大学院(修士課程)に保健医療学研究科があり、大学院生が各々臨床研究や動物実験を選択し、保健医療学領域の科学的研究や高度な医療技術についての研究を行っています。大学院の研究室は、指導されている先生によって特色があります。筋肉や運動神経を得意とする研究室、マ ウスを用い疼痛のメカニズムを追及している研究室、血流や血管系について研究している研究室もあり様々です。
     ヘルスプロモーション整復学科1期生の1人は大学院に進み、私の研究室に所属し、「顔の筋肉に対する等尺性運動が及ぼすアンチエイジング効果 ―フェイシャルエクササイズの客観的評価―」について臨床研究し、昨年「日本サーモロジー学会 31回大阪(会期:2014年6月7~8日)」で発表しました。そして、今年4月から助教として本学に採用され、診療および学生の指導にあたっています。
     このようにヘルスプロモーション整復学科では幅広い分野での活躍が期待されるとともに、新しい研究者が関西医療大学から生まれ、育ち、世界で活躍されることを私は楽しみにしています。

     最後になりますが、ヘルスプロモーション整復学科のモットーは「大学生活をenjoyし、よく遊び、よく学ぶ」です。一度オープンキャンパスに来て、関西医療大学を見て、聞いて、触れて君たちご自身で確かめてみて下さい。


    アメリカ研修が目指すもの

    2015年03月27日

    ヘルスプロモーション整復学科 牛島 詳力

    ヘルスプロモーション整復学科の牛島です。毎年3月に行われているアメリカ研修は今年参加者6名とこれまでより少ない人数での開催でしたが、例年に比べ実技実習が加わる等、より実りの多い研修となりました。


    昨年の記事はこちら http://www.kansai.ac.jp/teacherblog/2014/03/001042.html

    私の母校であるカリフォルニア州立大学フラトン校(California State University, Fullerton: CSUF)への訪問では、大学内診療所併設のスポーツクリニックで新たに導入された、膝の前十字靱帯損傷のリハビリテーションから競技復帰する際の見極めとなるバランス能力の測定法そして、スポーツの動作に近い機能的動作をビデオで撮影し、その動作分析で見るべきポイントを学び、CSUFのアスレティックトレーニング学科の学生が毎月最低1回は訓練をしている、スポーツ現場における緊急時対応の実習も経験させて頂きました。

     

    当日、研修が終わった後にCSUFの野球部のナイターもあり、過去4度全米チャンピオンに輝いたチームの試合に招待して頂きました。試合前には私が留学していたころのスタッフたちと旧交を温めることができ、まるでその頃にタイムスリップしたかのような気分でした。3時間にわたる熱闘で母校は負けてしまいましたが、研修に参加した学生たちがメキシコ料理のブリトーを片手に私の母校を応援してくれている姿をみるのは何とも言えない幸せな気分でした。参加者の学生たちは、単に試合観戦を楽しんだだけではなく、自分たちと同じ世代であるCSUFのアスレティックトレーニング学科の学生たちがその試合で選手たちのケアをしている姿をみて、もっと勉強して選手や患者の役に立ちたい、と思いを新たにしたようです。


                                                               

    研修に参加した学生たちからは「大変な刺激を受けた、もしできるのなら、卒業後はアメリカの大学や大学院に進みたい」という声も聞こえてきます。実際これまで6回の研修の参加者の中から2名、本学を卒業してアメリカの大学院に進学した者が出ています。もちろん、それは大変喜ばしいことではあるのですが、それよりも、私が母校を訪問して感じるこの気持ちを、今の学生が卒業して、また関西医療大学に戻ってきたときに同じように感じてもらえるような、そんな大学にしていきたい、と強く感じた今回の研修でした。


    学部・大学院FACULTY/GRADUATE SCHOOL