教員ブログ保健医療学部 ヘルスプロモーション整復学科

2期生の旅立ち

2013年05月10日


 ヘルスプロモーション整復学科の牛島です。

 先月、2年から4年までの3年間担任をさせていただいた2期生が、柔道整復師としての一歩を踏み出しました。彼らには、それではいけないと厳しく叱ったこともあれば、誰よりも誇りに思うと褒めたこともあります。大学での4年間は、皆さんが考えている以上に「あっという間」なだけでなく、皆さんが考えている以上に、外から見えない部分で成長を遂げます。

 2年では、「大学生にしかできない遊び、に挑戦すること」とよく言いました。週末などにボーリングに行き、居酒屋に行き、カラオケにいく、のは「遊び」ではなく「息抜き」でしかありません。例えば、10か月アルバイトでお金をためて、春休み1か月間海外にスノーボードに行く、など何かに思いきり打ち込んで「遊ぶ」、大学生ならではの経験です。

 3年では、「将来に向けて何か挑戦すること」とよく言いました。柔道整復師として、あるいは健康運動の指導者として、どんな「職人」になりたいのか、そのために学ぶべきこと、経験しておくべきことを貪欲に追求して欲しいと思っていました。

 4年では、「興味を持ったことを、卒業後もより深く追求できる職場を見つけること」とよく言いました。それができれば、自然に国家試験に向けて勉強できるはず、だからです。ただ、最上級生となった彼らの中に、国家試験それ自体をゴールにしてしまった者が多くいた事が、3年までの私の指導が彼らの心に響いていなかった結果のように思えて、今も心苦しく思います。

 4年間の勉強の集大成として「国家試験に合格すること」はとても大切なことですが、国家試験に合格した後、一人の施術者として「その後どんな経験を積み重ねるか」はもっと大切なことです。特に大学は、「教科書に書かれている方法よりも、このやり方のほうがうまくいった」というようなことが正しいかどうかを検証する、という社会的な役割もあります。卒業生はここを巣立ったあと様々な経験をして、それぞれの経験を大学にフィードバックして欲しい。別の言い方をすれば、こんな経験をしたよ、と私たちここに残る教員に、卒業生のほうから「教えて」欲しいのです。

 資格取得は専門家としての人生のスタート、私と2期生の付き合いも、新しいステージが始まりました。少し寂しくもありますが、彼らがまたいつかここに顔を出してくれる日を楽しみに、これからも頑張ろうと思います。
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新入生・これから進路を決める学生さんへ

2013年04月05日


 みなさんこんにちは。関西医療大学ヘルスプロモーション整復学科(HPS)の井口です。

目標!!みんなが国家試験合格!!
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 これは昨年の入学式場の写真です。
 今年度入学された学生さんはおめでとうございます。これから進路を決める方は後悔のないように頑張って下さい。
 何といってもヘルスプロモーション整復学科は柔道整復師(国家資格)を目指す学科です。ですから、当然学生さんには全員国家試験に合格してもらわなくてはいけないのです。そして、全員が合格することができる試験なのです。というのも、この試験は一定の基準さえクリアしたら全員が合格するわけで、入学試験のように合格者の定員が決まっているわけではありません。
 しかし、全国的に毎年全員が合格するわけではありません。何故でしょうか。国家試験が難しいからでしょうか?確かに国家試験は決して簡単ではありません。将来人の身体に施術を行うわけですから、それ相応の知識は必要です。では、本人の能力が低いからでしょうか?これも違います。柔道整復師になるためには相対性理論が理解できないといけない、などといった特別な能力は必要ありません。本学の入学試験に合格してくるのですから十分能力は足りています。
 実は、"やる気"が問題なのです。目標を達成出来る学生は困難な状況でも何とかできるように方法を考えますが、目標を達成出来ない学生は、同じ状況でも勉強から逃げるためにできない理由を探します。ですから、目標を明確に持ちそれを達成しようとする"やる気"が大きく係わってきます。殆どの学生さんは、入学前後は希望に満ちあふれモチベーションが高い状態にあります。そして、4年間の学生生活で色々悩み、考え、新たな発見に出会い、軌道修正をしながらも絶対に柔道整復師になるという目標を達成します。
 また、入学時は新しい環境に慣れるだろうか、学生生活はどうなるのだろうか、授業はどういうことをするのだろうか、等々期待と不安が入り交じった気持ちになりますよね。この不安という気持ちも凄く重要です。勉強について行けなかったらどうしよう。試験に落ちたらどうしよう。と不安に思うから、勉強についていけるようにしよう。試験に落ちないように勉強しようとなります。そして、勉強をすればするほど知らないことがどんどん出てきます。そして、さらに不安になるから勉強し、あるところまでくるとこれだけ勉強したのだから何とかなるだろうという気持ちになるのです。
 しかし、入学してしばらくすると環境に慣れてきます。そして、この慣れから大学生活は、何とかなるという気持ちが勉強しないうちから(勉強したくないから)出てくるようになる学生さんがいます。こうなったら要注意です。一度気が緩むとなし崩し的に緩んで、緩みっぱなしになってしまいます。この緩んだ気持ちからもう一度気持ちを入れ直して頑張るのは大変なことです。そして気持ちの入れ直しが、遅すぎると留年や国家試験不合格ということになるわけです。
 賢くなくても良いのです。とにかくがむしゃらに頑張れる人を待っています。本学での4年間で"何とかなる"という気持ちになったとき、それが勉強をいっぱいしたという自信に裏打ちされたものか、なし崩し的な何とかなる、のどちらなのか一緒に考えていきましょう。そして、必ず全員で国家試験に合格しましょう。


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