教員インタビュー

検体ではなく患者さんをみる姿勢とコミュニケーション能力が重要。

保健医療学部
臨床検査学科

助教荒川 裕也Yuya Arakawa

関西医療大学の特長・魅力は?

教員と学生の距離が近く、学生が気軽に勉強や学生生活について相談できることです。そして、親身になってサポートする先生方ばかりだということが本学の特色です。
勉強のことだけでなく、趣味やオフのことなどを先生と話すなど、良い関係が築けていると感じます。

臨床検査学科の特長・魅力は?

先生と学生が"教える側""教わる側"という一方通行的な関係ではなく、人生の先輩、臨床検査技師の先輩という立場で関わっていることです。
また、臨床検査技師出身の先生が多く、現在、医療の現場で使われている技術や知識を学べることが大きな特長です。さらに外部講師を招いた講義を実施するなど、視野が広がる機会づくりにも力を入れています。こうした学習により、現場で活躍できる実践力のある人材を育成しています。

荒川先生が担当されている科目の内容と、指導するうえで大切にされていることは?

「遺伝子検査学」という科目を担当しています。学生の皆さんにとっては初めて学ぶことが多く、DNAやRNAなどイメージしにくいことを学習するので、イラストを多用したスライドや経験談を交えて分かりやすく、興味をもてるように工夫しています。
講義では遺伝子検査についての話だけでなく、臨床検査技師という仕事が深く理解できるようにしています。

荒川先生はどのような研究活動をされているのですか?

脳や末梢神経からの命令を筋肉に伝える運動神経細胞が侵され、運動機能が著しく低下していく、ALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病の研究を行っています。遺伝性ではないALSにおいてもマイクロRNAが発症の原因となっているのではないかと仮説を立て、実証に向けて取り組んでいます。

荒川先生が臨床検査技師をめざされたきっかけは?

もともと医学に興味をもっていたのですが、その中でも血液などの検体から多くのことがわかる臨床検査に惹かれました。また、大学時代に血液・免疫に関するゼミで自分の血液を調べた際、これまでに発見されたことのない箇所に遺伝子変異があることが分かったんです。その経験が、今の自分につながっています。このように大きな発見につながる可能性があることも、この分野の魅力です。

臨床検査技師として大切なことは?

まずは正確・迅速に検査を行うこと。そして、データをみるのではなく、患者さんをみるという意識をもつことが大切です。患者さん全体をみることで、精度の高い予測ができ、医師に対しても効果的なサポートができます。
指導者としては、学生一人ひとりの性格に合った指導をするよう努めています。講義をする時も、一人ひとりに教えるような感覚で話すように心がけています。

学生の皆さんがめざす資格を取得するために大切なことは?

大局をみること。そして、自分がめざすところと、今の自分の位置を理解することが大切です。資格取得を最終的な目標にしていると、何のために勉強をしているのかを見失ってしまいます。
臨床検査技師というと、一人でコツコツ仕事をするイメージが強いのですが、実際はコミュニケーション能力が必要とされます。チーム医療が重視される今の医療の現場では、特にこうした力が求められるので、大学の4年間で友だちや先生との関わりを通じてコミュニケーション能力を育んでほしいと思います。

教員プロフィール

臨床検査学は、病気の予防、早期発見、治療など多くの医療に関わる重要な分野であり、深く学べば学ぶ程、その面白さに気づくと思います。臨床検査技師をめざす皆さんは、臨床検査学と触れる中で"検査の面白さ"に気づき、その興味をどんどん膨らませながら勉強していって欲しいと思います。

荒川 裕也(あらかわ ゆうや)
保健医療学部 臨床検査学科

<担当科目>
遺伝子検査学、遺伝子検査学実習

学部・大学院FACULTY/GRADUATE SCHOOL