国際交流


本学の国際交流としては、独立行政法人国際協力機構(JICA)からの留学生の受け入れ、保健看護学部での海外看護研修、学園独自のスポーツ医学短期研修を行っています。

独立行政法人国際協力機構(JICA)からの留学生の受け入れ

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日系研修員の受入れについて 
日本鍼灸は発祥が中国ですが中国で行われている中国鍼灸と大きく異なり、日本に伝来してから大きく変化し、様々な刺鍼手技、施灸手技を用いての治療(様々な治療法)が行われるようになりました。現在、中国鍼灸と違った独自の発展をした「日本鍼灸」は世界からも注目されています。JICA(国際協力機構)からの協力依頼を受けて、「日本鍼灸を学び、母国の医療の発展に貢献したい」という南米からの日系研修員受入れは平成10年4月から始まりました。最初は研修期間が1か年という長期研修でしたが、研修員の要望もあり研修期間が3か月間の短期研修の受入れを平成17年から開始しています。平成28年まで長期研修11名、短期研修17名を受入れています。研修を修了した者の出身国はブラジル22名、アルゼンチン5名、ボリビア1名(表1)で、この内の4名は現役の医師です。

南米における鍼灸教育の現状
南米における鍼灸はブラジルには鍼灸師の養成校は存在しますが、アルゼンチン、ボリビア、キューバ等には養成学校はありません。ブラジルにおいての養成学校は、2年制や3年制であり、日系の鍼灸を教育している学校は1校のみで、他の学校は中国系や韓国系の鍼灸を教育しています。また、その教育内容に関してもコアカリキュラムなど定められたものが無いのが現状です。本学の研修を希望する人の多くは、医療系大学を卒業してから専門学校に進んだ者がほとんどです。養成学校のないアルゼンチン・ボリビア等では主に理学療法士が講習会や独自で勉強を行い、理学療法として鍼灸治療を行っているとのことです。

本学での研修内容
本学の研修は主に附属鍼灸治療所で行われる臨床見学(鍼灸治療)を中心に行う研修であり、鍼灸についてある程度知識があることが前提となります。また、研修中の指導の鍼灸師と患者さんの会話(患者さんの主訴や愁訴、患者さんへの治療の説明)は全て日本語で行われるため、研修員の日本語力は研修の成功不成功を左右する重要なポイントとなっています。一般の研修制度であればシステマチックにカリキュラムを作り、同じ内容での研修となりますが、本研修においては日系研修員の日本語力と東洋医学的な教育レベルに個人差があるため、受け入れ時にインタビューを行い、個々の研修員の状況に合わせたスケジュールを作成してマンツーマン的な研修を行っています。研修期間は短期は約3か月間、長期は約10か月間となりますが、研修最終日には関係者の前で研修生自身が日本語で作成した研修報告書の発表を行う研修報告会が開催され、これをもって研修は修了となります。

jica_syuryoshiki.jpg 平成26年度のブラジルからの研修員修了式後の記念撮影。
学長から日本語と英語の研修修了書が授与されます。

jica2013.JPG平成25年度のブラジルからの研修員。
JICAのHPで研修員のことが紹介されています。


学外研修について 
本研修では研修期間中に全日本鍼灸学会が開催されている場合、担当者が同行して学会に参加しています。また、長期研修では国内屈指の東洋医学に関する医療施設や鍼灸治療者を訪ねて研修する学外研修を行っており、研修先として、これまでに福岡、愛媛、東京などの遠隔地や大阪市内、和歌山、京都などで実施しています。

jica_kensyu.jpg学外研修の修了後、福岡大学病院前にある「ヒポクラテスの誓い」のモニュメントの前で記念撮影。
左から研修員(ブラジル)、JICA研修担当者、研修員(ブラジル、アルゼンチン)。


本学の継続した日系JICA研修員受け入れは、鍼灸という伝統医療を介した東西医学の交流として、日本と南米諸国間の国際協力事業の一環としてJICAから高い評価を受けており、今後も日本鍼灸を学びに来日する研修員を受け入れ、積極的な国際交流を推進していく予定です。



海外看護研修


保健看護学部では、2014年度よりアメリカロサンゼルスにおいて、短期間の海外研修を始めました。
海外研修は、単にアメリカの医療・看護を知るだけでなく、アメリカの日常の生活を自分の肌で感じ、また、さまざま人々との交流から、学習のモチベーションアップに役立ちます。



   


     



スポーツ医学短期研修


2010年より、毎年3月に、将来、スポーツトレーナーになりたい人や、スポーツ分野に興味がある人のために、本学園独自のプログラムを多く組み込んだ海外研修を行っています。この研修には、本学園教員が同行して、適時指導を行います。


研修風景1
研修風景2
研修風景3

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