学長・副学長・名誉学長錦織 綾彦

錦織 綾彦
にしごり あやひこ

メッセージ

鍼灸医学は古代中国で生まれ現在にまで伝承されてきた医学です。鍼灸医学における主要な論理は陰陽五行説に基づいています。この思想の起源は古く、古代の皇帝が判断を下すときに用いた「易」にその端を発するとされています。このため、現代人がこの思想を勉強しようとすると、古代の難解な漢字の羅列に遭遇することになり、初めての人は少なからず圧倒され、とまどいを感じてしまうのが常です。しかし、どの学問領域でも学びの初めは、基本となる約束事を暗記することから始まります。鍼灸でもまったく同じです。漢字は記号にしか過ぎないのです。漢字の難解さに惑わされてはいけません。恐れることなく、用語の意味するところ(定義)を1語ずつ丁寧に、あせらずとにかく暗記してしまいましょう。暗記が終われば後は、実践するだけで、大先生への道が見えてきます。

プロフィール

氏名 錦織綾彦 (にしごり あやひこ)
役職名 教授・副学長
担当科目(学部) 経穴学実習
出身校 東京理科大学薬学部
学位 医学博士
専門分野 鍼灸医学
現在の研究テーマ 従来は、「鍼灸がなぜ効くのか」を神経生理学の視点から明らかにしたいと考え、動物実験を中心に研究してきました。しかし、最近になって、鍼灸領域で使用されている基本的な用語に、科学的な定義がないことに気づきました。定義が明確にされていないということは、何を明らかにすれば証明されたことになるのかが不明であることを意味します。このため「ツボ」でさえ、いまだにその存在が証明されたとはいえないのが実情です。そこで現在は中国最古の系統的だった医学書である『黄帝内経』を中心に、「気」「経絡」「経穴」「蔵府」「三焦」等々の基本的な用語について、これらが一体何を意味しているのか、を考証したいと考えて文献的な研究を進めています。
研究のキーワード 鍼灸の古典的研究
所属学会 全日本鍼灸学会、日本疼痛学会他
社会活動など
  • 平成8年7月 あん摩マッサージ指圧師、はり師及びきゅう師試験委員(平成16年7月19日まで)
  • 日本高等教育評価機構評価員
オフィスアワー 火曜日 14時~17時
主な研究業績
  • ハリ通電刺激による皮膚抑制(1980)自律神経雑誌vol.27,No.2,3,pp247-275
  • 鍼灸刺激と神経ペプチド(2000)鍼灸臨床の科学(医歯薬出版)pp.377-394
  • ハリ通電刺激によるラット後角細胞におけるFos蛋白の発現(1992)関西鍼灸短期大学年報vol.7,pp.7-12
  • 『黄帝内経素問』における初期の三焦像について(2005)迎随(関西医療学園出版)No.59,39-48
  • 『陰陽十一脈灸経』における「歯脈」、「肩脈」、「耳脈」の名称の由来について(2007)迎随(関西医療学園出版)No.61,pp.29-41

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