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4月17日(金)に,京都大学大学院医学研究科 脳病態生理学講座 臨床神経学分野の松本理器教授をお招きし,「高次運動のメカニズムと脳内ネットワーク」をテーマに特別講演を開催いたしました。

今回の講演では,リハビリテーション領域で関心の高い運動発現と高次脳機能との関連,とりわけ失行症状の神経生理学的基盤について,基礎研究から臨床所見に至るまで体系的かつ明快に解説していただき,臨床像の理解を深めることができました。また,高次脳機能障害に対するリハビリテーションの実践において,失行症状を単なる行為障害としてではなく,脳内ネットワークの機能不全として捉える視点は,今後の臨床推論に新たな枠組みを提供していただきました。

さらに研究面においては,脳内ネットワーク解析などの先端的手法についてご講義いただき,我々の研究活動への応用可能性を具体的にイメージすることができました。加えて,患者の症状を横断的かつ経時的に捉える視点は,リハビリテーション専門職,さらには鍼灸師や柔道整復師の強みであるとのお話もあり,今後の期待とともに,我々が果たすべき責務と進むべき方向性が明確となりました。

本講演は多くの示唆に富む内容であり,今後の臨床実践および研究活動に新たな視点をもたらす貴重な機会となりました。