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国際交流

本学は国際交流として、独立行政法人国際協力機構(JICA)からの研修員の受け入れ、保健看護学部での海外看護研修、学園独自のスポーツ医学短期研修を行っています。

2023年度 JICA研修員の受入れが終了しました

今年度のJICA日系研修は、ブラジルの総合病院で鍼灸の専門医をされている廣野 オリベイラ フェリッペ 宏一さんを迎える事になりました。
6/26日から始まった研修もあっという間に3ヶ月が過ぎ、終了を迎えました。

コロナ禍で前年度まで訪問できなかった愛媛中央病院への研修旅行や、はり・きゅうミュージアムの見学なども本年度は実施することができました。

鍼灸学の研修はもちろんのこと、夏休み期間などを利用し、自身が幼少期より習っていた剛柔流空手のルーツである沖縄の本部道場を訪ねたり、富士山登山に挑んだり、淡路島や和歌山にも赴き、日本文化についても積極的に学ばれていました。
趣味で行っている三味線は念願の日本製を手に入れ、研修中も練習に励んでいました。

ほぼ毎日学食を利用し、定食のすばらしさに目覚めたとのことです。

9/12(火)には、研修報告会があり、廣野さんから日本での研修の成果が発表されました。
来日当初はおぼつかなかった日本語でしたが、報告会は全て日本語で行いました。

また、写真を使ったプレゼンテーションもあり、大変有意義な時間を過ごしてくれたことがわかりました。

ブラジルでも関西医療大学での研修成果を発揮し、ますますご活躍いただきたいと思います。

廣野さん、お疲れさまでした!
Se cuida!(お元気で!)
Vamos nos encontrar novamente!(またお会いしましょう!)

報告会の様子 写真を交えての報告

報告会の様子 写真を交えての報告

質疑応答

質疑応答

修了証授与

修了証授与

関係者各位と記念撮影 (左から)馬場本部長 近藤教育研究・学修支援センター長 吉田学長 廣野・オリベイラ・フェリッペ・宏一さん 中吉先生 深澤国際交流部門長

関係者各位と記念撮影
(左から)馬場本部長 近藤教育研究・学修支援センター長
吉田学長 廣野・オリベイラ・フェリッペ・宏一さん 中吉先生 深澤国際交流部門長

浴衣も似合う

浴衣も似合う

独立行政法人国際協力機構(JICA)からの研修員の受け入れ
表1 日系研修事例(受入れ実績)

日系研修員の受入れについて
鍼灸治療の発祥は古代中国にさかのぼりますが、現在、日本で広く行われている「日本鍼灸」は、中国で行われている鍼灸治療とは大きく異なります。日本に伝来した鍼灸治療は、杉山和一をはじめ先人達の努力により、様々な刺鍼および施灸手技が開発され「日本鍼灸」として発展してきました。このように独自の発展をとげた「日本鍼灸」は、その特徴から広く世界から注目を集めています。
本学では、国際協力機構(JICA)からの協力依頼を受け、「日本鍼灸を学び、母国の医療の発展に貢献したい」と希望する南米(ブラジル連邦共和国・アルゼンチン共和国・ボリビア多民族国・パラグアイ共和国・コロンビア共和国など)からの日系研修員の受入れを平成10年から開始し、令和4年には25年目を迎えました。COVID-19のパンデミックにより受け入れができず、令和3年にはブラジル連邦共和国とコロンビア共和国からオンラインでの研修を行いましたが、12時間という時差の壁が記憶に新しいところです。令和4年までの受入れ実績は、35名に上ります(表1)。

令和4年度 日系研修員受け入れ
コロナ禍での延期およびオンラインでのリモート研修を経て、2年ぶりに受け入れを再開しました。
令和4年度はブラジル連邦共和国から1名の研修員「大山・フランシスコ・ニーロ」さんを受け入れました。
大山さんは10月~12月の2か月間、学内外を問わず精力的に研修を受けられ、大変実りある研修期間を過ごされたとのことです。
また、大山さんは本国では理学療法士の資格を持たれていることから、本学の理学療法学科で特別講義も行っていただきました。

修了式

修了式

報告会

報告会

理学療法学科にて特別講義

理学療法学科にて特別講義

本学での研修内容

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平成25年度のブラジルからの研修員。
JICAのHPで研修員のことが紹介されています。

本学の継続した日系JICA研修員受け入れは、鍼灸という伝統医療を介した東西医学の交流として、日本と南米諸国間の国際協力事業の一環としてJICAから高い評価を受けており、今後も日本鍼灸を学びに来日する研修員を受け入れ、積極的な国際交流を推進していく予定です。

海外看護研修

保健看護学部では、平成26年度より海外看護研修を実施しています。(任意参加)
令和4年度は10名が参加し3月にカナダで実施しています。
自分の肌で海外の医療・看護を実感し、モチベーションアップに役立ててください。
 1.現地で活躍されている日本人看護師の講義
 2.最先端の病院・施設の見学
 3.看護系大学の講義、学生との交流 など