
本学の国際交流としては、独立行政法人国際協力機構(JICA)からの留学生の受け入れ、保健看護学部での海外看護研修、学園独自のスポーツ医学短期研修を行っています。
独立行政法人国際協力機構(JICA)からの研修員の受け入れ
日系研修員の受入れについて
鍼灸治療の発祥は古代中国にさかのぼりますが、現在、日本で広く行われている「日本鍼灸」は、中国で行われている鍼灸治療とは大きく異なります。日本に伝来した鍼灸治療は、杉山和一をはじめ先人達の努力により、様々な刺鍼および施灸手技が開発され「日本鍼灸」として発展してきました。このように独自の発展をとげた「日本鍼灸」は、その特徴から広く世界から注目を集めています。
本学では、国際協力機構(JICA)からの協力依頼を受け、「日本鍼灸を学び、母国の医療の発展に貢献したい」と希望する南米(ブラジル連邦共和国・アルゼンチン共和国・ボリビア多民族国・パラグアイ共和国・コロンビア共和国など)からの日系研修員の受入れを平成10年から開始し、令和4年には25年目を迎えました。COVID-19のパンデミックにより受け入れができず、令和3年にはブラジル連邦共和国とコロンビア共和国からオンラインでの研修を行いましたが、12時間という時差の壁が記憶に新しいところです。令和4年までの受入れ実績は、35名に上ります(表1)。
令和4年度 日系研修員受け入れ
コロナ禍での延期およびオンラインでのリモート研修を経て、2年ぶりに受け入れを再開しました。
令和4年度はブラジル連邦共和国から1名の研修員「大山・フランシスコ・ニーロ」さんを受け入れました。
大山さんは10月~12月の2か月間、学内外を問わず精力的に研修を受けられ、大変実りある研修期間を過ごされたとのことです。
また、大山さんは本国では理学療法士の資格を持たれていることから、本学の理学療法学科で特別講義も行っていただきました。

修了式

報告会

理学療法学科にて特別講義
本学での研修内容

平成25年度のブラジルからの研修員。
JICAのHPで研修員のことが紹介されています。
本学の継続した日系JICA研修員受け入れは、鍼灸という伝統医療を介した東西医学の交流として、日本と南米諸国間の国際協力事業の一環としてJICAから高い評価を受けており、今後も日本鍼灸を学びに来日する研修員を受け入れ、積極的な国際交流を推進していく予定です。
海外看護研修
保健看護学部では、平成26年度より海外看護研修を実施しています。(任意参加)
令和4年度は10名が参加し3月にカナダで実施しています。
自分の肌で海外の医療・看護を実感し、モチベーションアップに役立ててください。
1.現地で活躍されている日本人看護師の講義
2.最先端の病院・施設の見学
3.看護系大学の講義、学生との交流 など


