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2023年6月17日 福岡で開催された第73回日本東洋医学会学術総会に、シンポジストとして本学理学療法学科の東藤真理奈助教が登壇し「経穴刺激理学療法を用いた臨床応用-リハビリテーションの観点から-」というタイトルにて講演されました。

「経穴刺激理学療法」とは、本学 鈴木俊明教授、谷 万喜子教授が開発した鍼灸医学における循経取穴の理論と経穴(ツボ)を利用した新しい理学療法手技の1つです。循経取穴とは、治療対象となる筋上を通る経絡で、対象筋から離れたところにある経穴を治療穴と選定する考え方です。経穴刺激理学療法では、その経穴への圧刺激の方向を変化させることで筋緊張をコントロールする画期的な治療法です。

今回、東洋医学会で講演された内容は従来の循経取穴の理論を応用し、新たな観点から経穴刺激理学療法の効果を検討したものです。具体的には、治療の対象となる筋の支配神経と経絡が同じ走行を通り、且つ神経と経絡の重なる部分に存在する経穴への圧刺激が脊髄神経機能の興奮性に与える影響についてのお話でした。

会場に参加された先生方に「経穴刺激理学療法」の魅力が伝わった講演でした。