CAREER
就職・資格
卒業生からのアドバイス
医療法人樫本会 樫本病院 勤務
三井 完太さん・松田 充生さん
理学療法学科
2021年卒業

患者さんに寄り添うリハビリテーションを(三井)・共に乗り越える姿勢をつくる(松田)

関西医療大学を志望した理由

関西医療大学を知ったきっかけは、学生時代にサッカーの試合でキャンパス内の大きなグラウンドをよく利用していたことでした。スポーツを通して理学療法に興味を持ち、同じキャンパス内にスポーツトレーナー学科があることを知り、学科を越えた交流の中でスポーツ分野への理解を深めたいと考えるようになりました。また、キャンパス内には付属の診療所もあることから、より現場に近い環境で学べる点に魅力を感じたことに加え、先生方が積極的に研究活動に取り組んでおり、最新の知見を学べる環境が整っていたことも志望の決め手となりました。(三井)
高校在学中、教室にあったパンフレットで関西医療大学の存在を初めて知りました。理学療法士という仕事は祖母が訪問リハビリでお世話になっていたので興味があり、大学の雰囲気を感じたくて早速オープンキャンパスに行く事にしました。そこでは先生方や在学生によるアットホームな空間があり、附属診療所があることや、充実したカリキュラムや実習等に魅力を感じ、様々な経験が出来そうとだと感じ志望しました。(松田)

学生生活を振り返って

クラス制であったこともあり、仲間との繋がりがとても深まりました。理学療法士という同じ志を持つ仲間とともに、臨床実習や国家試験などの壁にも切磋琢磨しながら励まし合い乗り越えることができました。また、部活動やサークルも活発で、私はサッカー部の仲間と喜びや楽しみ、時には辛い経験を分かち合いながら、貴重な時間を過ごすことができました。勉強との両立が大変なこともありましたが、仲間と支え合いながら充実した学校生活を送ることができたと思います。(三井)
在学中には様々な仲間と出会いました。試験勉強や実習、国家試験前では肝を冷やしながらもみなで互いに協力し合い、趣味が合う友人とサークル活動を充実させては、学園祭や球技大会で息抜きも出来ました。社会人になった今でも、大学で出会った友人と学生生活の思い出話をして笑い合える機会もあり、苦楽を共にした友人は今でもかけがえのない存在になっていると思います。また、苦手意識の高かった勉強面では特に在学中に出会った先生方の支えもあり、学園バスの運転手との些細な会話でさえも心の支えになることもありました。これらの支えによって今の充実した時間があると感謝しています。 (松田)

進路決定

臨床実習でお世話になった病院は、長年にわたり地域に根ざした病院であり、患者さんからの信頼も厚く寄り添う医療を提供している点に大きな魅力を感じました。当時は関西医療大学からの卒業生がまだ入職していなかったこともあり、自身が先駆けとなり今後の後輩たちの受け入れや指導に貢献したいという思いもありました。また、急性期から回復期、さらには訪問リハビリテーションまで幅広い領域を経験できる環境であり、理学療法士として成長できる場であると感じた点も進路の決め手になりました。(三井)
現在勤めている樫本病院は、私の地元であり、幼い頃から馴染みのある病院でした。整形外科の急性期〜回復期を中心に、外来リハビリも充実しています。院内だけでも呼吸器、運動器、脳血管疾患、がん等の様々な疾患を経験出来ることができ、更には緩和ケア病棟という終末期のがん患者の方やその家族に対して心身のケアを行う病棟など、ケアミックスの病院であることが樫本病院の魅力だと感じ、施設見学を申し込みました。施設見学では理学療法士の患者様に寄り添う姿勢や、会話の絶えない温かい空間があり、患者様の生活を考えることはもちろん、職員の心身の気遣いまで徹底しているところに惹かれ、就職を希望しました。 (松田)

現在の仕事内容

現在は急性期病棟に配属され、術後や受傷直後の患者さんを担当させて頂く機会が多くあります。また
外来部門も兼任しており、退院後も継続して関わることができるため、術後から在宅までの長い期間を通してフォローできる点にやりがいを感じています。また、部署内では教育部門も担当しており、症例報告会や勉強会を通して、部署内の教育体制の充実に取り組んでいます。(三井)
現在は急性期病棟にと勤めており、外来から入院患者様まで介入させていただいています。高齢者の方が割合として多く、日常生活に復帰出来るように合併症や既往歴に注意しながら、医師や看護師、リハビリテーション室の先輩や同期と共に連携を図り「安心感と信頼度の高いリハビリテーション」の提供を目標に日々励んでいます。
近年では、勤務先の樫本病院には関西医療大学の実習生や新入職員の方が増えてきており、関西医療大学で培ったノウハウを共有しながら新人教育を担当しています。(松田)

その他(アドバイス)

大学生活は、自らの可能性を広げるための時間が十分にあり、学びに最も適した時期だと思います。その特権を最大限に活かして、ぜひ多くのことに挑戦して欲しいと思います。そして、素晴らしい先生方から直接学べることを誇りに思いながら、学業に励んでください。(三井)
勉強が大の苦手で、勉強から逃げ続けるような学生時代でした。そんな自分でも、実習やバイトなどで現場の空気を知りました。そこには心身ともに支えが必要な患者様がいて、その支えを担うためには「知識や技術を用いて、共に乗り越える姿勢をつくる」ことがセラピストとして、とても大切だということを知りました。学生生活での試験勉強などは大変な部分もあるかと思いますが、是非これからも誰かの役に立つために日々励み、共に人生を豊かにしていきましょう。 (松田)