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 本学準研究員・島山奈緒子先生が、京都府立丹後郷土資料館に寄託されている太田家史料群を精査し、蔵書の書誌情報を体系的に整理した『太田家史料蔵書目録』を発行しました。

■ 17 世紀から続く医家・太田家の膨大な史料群を調査

 太田家は、17 世紀より丹後地域で医療を担ってきた歴史ある医家の家系です。特に八代目の太田典禮(本名:武夫、1900–1985)は産婦人科医、国会議員として名を知られた人物でした。
丹後郷土資料館に寄託されている太田家の史料は、書物・書類・経穴人形・薬箱など 7代目までが収集保管した近世の典籍がコレクションの核となっており、管理番号付きだけで1,700点以上、未整理資料も含めると1,800点を超える大規模なコレクションです。

■ 未発見の古活字本『玉機微義』(寛永5年・1628)を発見

 今回の調査では、これまで存在が知られていなかった寛永5年(1628)開版の古活字本『玉機微義』が確認されました。太田家が代々受け継いできた史料の存在は、丹後地域における医学水準、物流、人の交流など、地域史研究にも新たな光を当てるものとなります。これらは、医学史や日本の出版史の双方に新ほかたな知見をもたらす重要な成果です。

■ 多分野の研究者が参加し、助成を受けて実施

 本調査・研究には、本学東洋医学研究センター、保健医療学研究科の教授王財源、ならびに客員教授、大形徹をはじめ、多くの研究者が参画しました。
 ※ 尚、本研究は以下の研究助成を受けて実施されました。
1.一般財団法人橋本循記念会 令和5年度研究交流活動助成(後期)【関西医療大学から申請】
2.令和6年・7年度 一般財団法人橋本循記念会 調査・研究助成 【研医会から申請】