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Blog 関西医療大学NOW!

 大学院研究科長の鈴木です。関西医療大学は、創設以来の建学の精神である「社会に役立つ道に生きぬく奉仕の精神」を医療の中で実現し、社会に貢献することを目的として、学部では保健医療学部、保健看護学部の2学部、保健医療学部は、はり灸・スポーツトレーナー学科、ヘルスプロモーション整復学科、理学療法学科、作業療法学科、臨床検査学科の5学科、保健看護学部は保健看護学科の1学科で、計2学部に6学科を設置しています。大学卒業時には、チーム医療の一員として豊かで深い教養・倫理観と保健医療の専門的知識・医療技術を実践できる人材を養成します。 大学院保健医療学研究科修士課程は、学部卒業で単にチーム医療の一員として勤務するだけでなく、専門領域においてキャリアアップを図り、リーダシップを発揮したい人、より高度で専門的な知識と技術を修得して保健医療に従事する意欲をもつ人、保健医療分野における専門領域の第一線で活躍する研究者や教育者を目指したい人を対象として、学部と修士課程の研究内容との整合性を考慮して、臨床鍼灸学コース、臨床身体機能学コース、医科学コースの3つのコースを設定して、今までに多くの保健医療分野でリーダーとなる人材を養成してきました。 令和6年度より開設されます博士後期課程は、さらに高度な臨床専門職である主導的臨床専門職、保健医療分野の研究者を養成することを目標にしています。そのためには、極めて高いレベルの保健医療分野の知識と技術を獲得する必要があります。例えば、理学療法士の主導的臨床専門職として活躍するためには、理学療法の対象疾患の理学療法評価に必要な研究により保健医療学の追求を行い、その結果に伴い、理学療法に関する新規の治療技術の開発が必要です。博士後期課程では、この両者を適切に融合させ研究活動を推し進めることが求められます。 そこで、修士課程と博士後期課程の関係性は学部の学科と修士課程のコースとの関係とは異なり、下図のように各職種に必要な保健医療学を追求する研究と新規の治療技術を開発する研究に領域を分けて、高度な研究を遂行できるようにします。 令和6年度 大学院入試も終了し、修士課程、博士後期課程ともに多くの方が入学してくれ嬉しく思います。新しい大学院の歴史が始まります。宜しくお願いいたします。