教員ブログ保健看護学部 保健看護学科

インフルエンザの猛威から考える感染管理

2019年03月08日

皆さんこんにちは。保健看護学科で成人看護学を担当している兒嶋です。

立春を迎えてなお寒さ厳しい毎日が続いていますが、皆さんの体調はいかがでしょうか。寒さとともに大気が乾燥し、今年は2種類のA型インフルエンザウイルスによる、いわゆる季節性インフルエンザが大流行し、2019年1月~2月にかけて過去最多の推定患者数となりました。とりわけ受験生といった方々は戦々恐々とした日々を送られたのではないかと拝察しています。

インフルエンザウイルスの感染経路には、主に飛沫感染と接触感染があり、飛沫感染とはウイルスを含む咳やくしゃみ(飛沫)が飛散し、健康な人の鼻や口から吸い込まれることによって起こる感染のことで、接触感染とは咳やくしゃみからウイルスが付着した手でドアノブやスイッチなどに触れ、その部分に触れた健康な人の手を介して鼻や口からウイルスが侵入することによって起こる感染のことです。

そのため、急激な高熱などの重篤な症状を呈するインフルエンザでも、実は基本的な対策を徹底することでその多くを予防することができるのです。その代表的な対策は、手洗い(手指衛生)、うがい、マスクの着用です。一見、日常的な習慣のようにも思われますが、医療者に推奨される手順や方法にはWHO(世界保健機関)によって定められているものもあり、日頃の行いが専門的な技術の基盤となっています。

自身の身体が健康であることによって健全な看護を提供することができ、また、日和見感染(免疫力が低下した患者に起こる院内感染)の拡大を予防するといった患者の安全にも直結します。感染症の流行が自分の予防習慣を見直すきっかけになることを願っています。


「心を癒すハンドマッサージ」

2019年01月25日

こんにちは。保健看護学科の山根木です。

保健看護学科は、地域の方々との交流を目的に、四季折々の行事を取り入れた"ナーシングcaféわかば"を開催しています。今回は、"ナーシングcaféわかば"で実施しているハンドマッサージについてご紹介したいと思います。

ハンドマッサージには、手の血液の循環を促進、ツボの刺激による心地よさ、丁寧に触れられることで得られる安心感からリラクセーションの効果があります。その効果を最大限に発揮できるように学生たちは、café をオープンする前にハンドマッサージの練習を行います。3年生や2年生は後輩である1年生とペアになり、クリームの量やマッサージの圧のかけ方を、お互いの手で確認しています。この時「ここのツボの名前、なんだった?」「どんな効果があった?」と、手のツボに関することが話題になります。保健看護学科の学生は、東洋医療の基礎的な知識として【看護にいかすツボ刺激】の授業を選択で受講しており、ハンドマッサージと授業での学びを繋げています。

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では、ハンドマッサージの方法について説明しましょう。マッサージを始める前に温かいおしぼりで丁寧に両手を包み、手の皮膚に分布する温点を刺激し温かさを感じていただきます。使用するクリームは、無香のものとシトラス系とベリー系の香りのものを準備しています。香りの好みは人それぞれ違うので、マッサージを行う時に選んでいただいています。香りの刺激は、大脳辺縁系の偏桃体や海馬、視床下部に伝わり、なつかしい昔のことを思い出すことや、心地よい気分になり心を穏やかにしてくれる効果があります。手背から指先にかけてと手掌をゆっくり、ゆっくり丁寧にマッサージします。最後にハンドマッサージが血流の促進や、心地よくできたかを確認するために、お互いの爪や笑顔をチェックします。写真のように笑顔で終われたら、来場者をお迎えする準備は完了です。

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11月の"ナーシングcaféわかば"で、来場者の方から学生のハンドマッサージを楽しみにしてくださっているというお話を伺い、感謝の気持ちでいっぱいになりました。看護は、対象となる人に触れることから始まります。何気ないコミュニケーションやハンドマッサージを通して、学生には『触れる』ことの大切さを学んでほしいと思います。


3年生の在宅看護学実習

2018年12月01日

こんにちは。在宅看護学を担当しています上坂(うえさか)です。

3年生になりますと9月半ばから、これまでに学んだ看護の心と知識・技術を実践の場で活用する実習が始まります。母性・小児・成人・老年とあらゆるライフステージの方々、お一人おひとりの健康を支える看護を病院や施設などの実際の現場に赴いて学びます。

在宅看護学実習は、訪問看護ステーションの指導看護師さんと一緒に利用者さんのお宅に伺い、その人の暮らしに根付いた看護の実際を学びます。

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左の写真は、電動自転車に乗って、指導者さんと訪問に出発しているところです。実習3日目です。このころから学生の表情は、大きく変わります。緊張も解れて、笑顔が多くなります。対象者様とご家族の生活、生きてきた歴史とご家族や周囲との関係性、そして、今の心身の状況を理解することの難しさを実感しつつ、それでも、徐々に対象者様の生活をイメージすることができるようになります。対象者様や主な介護者様のお人柄に触れ、相手を尊重した看護を、看護者として何ができるのか、、、と指導者さんの温かいまなざしに包まれながら、一生懸命に考えています。私自身は、教員として、この変化を嬉しく感じ、学生の学びとる力の逞しさに心動かされながら、指導しています。

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右の写真は、最終日の写真です。少し名残惜しく、そして無事に終わったというホッとした表情です。多くの方々に支えていただきながら、人と人との出会いを大切にすることができる看護者として、ただいま成長中です。

写真は、実習施設長様及び指導看護師さん、各学生の許可を得て撮影をしています。転写は、禁止いたします。


「和とどけたい!活動」のある1日

2018年10月26日

みんなさん、こんにちは。保健看護学科老年看護学の櫻井です。
色づき始めた紅葉を目にするようになりました。秋と言えば、食欲の秋、読書の秋ですね。そして、この季節に老年看護学の実習の一環である「和とどけたい!活動」が始まります。今回は、その1日を紹介させて頂きます。
「和とどけたい!活動」は、地域住民の方をはじめ、SP(Simulated Patient:本学で2012年から養成している模擬患者)の方々、熊取町役場保健師の方々の協力のもと実施しています。地域のタピオステーション(本学のある熊取町が推進している住民のための健康体操〔タピオ体操〕を地域に発信する場)に参加されている高齢者の集まりに、保健看護学科2年生が参加し、高齢者の方々と交流をさせていただくというものです。活動に参加されている高齢者の方々は本当にお元気で、笑顔も素敵です。学生との交流では、優しい眼差しで学生の一言一句を笑顔で聞いて下さり、学生が考案した"あと出しじゃんけん"や、"ジェスチャーゲーム"を本当に楽しそうに、そして、真剣に参加下さっていました。"ジェスチャーゲーム"では、学生も加わり2チームに分かれて対戦型で正解数を競いました。"ジェスチャーゲーム"のお題は、江戸時代の将軍や総理大臣、昔遊びのけん玉など様々です。高齢者の方々からは「今迄、クイズは答える側ばかり、自分がやるのはとても楽しい」「どうやったらわかってもらえるか頭使うね」などのご意見があり、学生にとって楽しいひとときを過ごさせて頂きました。最初は、緊張で戸惑っていた学生からも「アッという間でした」「高齢者の方々がパワフルでびっくりしました」「笑顔で話しかけてくださって嬉しかった」という意見がありました。高齢者の方々との交流を通して、学生一人一人の中に、色々な学びや気付きがありました。笑顔は人を癒し元気にすると思います。地域の高齢者の方々の活動を学生とともに笑顔でサポートしていきたいと思います。

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学修成果発表会

2018年09月12日

皆さん、こんにちは。今年度保健看護学部に着任しました、成人看護学担当の神戸です。

早速ですが、質問です。「生徒と学生の違い」は何でしょうか?「高校生と大学生の違い」・・それも正解です。加えて「生徒は、学校などで教育を受ける者。学生は、学業を修める者」という意味があり、両者は区別されています。今回のブログではそんな「学修」の一コマである「学修成果発表会」を皆さんにご紹介したいと思います。

学修成果発表会は、学生の「自ら考え、創造する力」を学会形式で発表するという取り組みで、今年も8月31日に開催されました。プログラムは、ポスター発表、口演、シンポジウムなどで、学生実行委員を中心に教員がサポートしながら準備してきました。

午前の部では、保健看護学科の4年生が総合看護学実習の学びをまとめた41題の発表と質疑応答がありました。本学の総合看護学実習は、自分の興味関心のある領域を選択して配属され、実習します。示された実習の目標の中で、学生自身の実習目的を明確にした具体的な実習計画を立案し、実習計画書を作成、実習先の指導者にも助言を頂いた上で実際の実習を行うというものです。私の今までの教員経験では、大学教員が決めた実習計画に沿っての実習でしたので、学生はどうしても受け身になりがちでした。私が本学に来てまず驚いたのは、学生が自ら生き生きと学んでいること、そして全ての教員が学生一人ひとりに向き合い、熱心に関わっていることでした。  

私の担当する領域では救急外来での実習をさせて頂いたのですが、救急の場では、突然、家族の死に直面する場合もあります。そのような場面を経験した学生達は、家族の危機的状況をどのように支えられるか、危機理論を活用しながら自身の実習を振り返り、考察を深めて発表していました。

本学では日頃の学生生活の中に、「学修」が当たり前のように存在しているように感じています。皆さんも、仲間と共に能動的に学ぶ楽しさを、この大学で体験し、学修の経験値を高めてみませんか。

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