教員ブログ保健看護学部 保健看護学科

「ナーシングCaféわかば」へようこそ

2019年06月14日

こんにちは。保健看護学科の松下直子です。
今日は「ナーシングCaféわかば」の紹介をさせていただきます。
「ナーシングCaféわかば」は2016年3月に保健看護学科の教員と学生が、赤ちゃんから高齢者まで、誰もが交流できる「場」を持ちたいという趣旨で始めました。8月と1月を除く、毎月第3土曜日に5号館の7階のフロアをCaféに模様替えをして、開催しています。

5月は24名の地域のみなさまと学生、教員がハンドマッサージや骨密度測定、血管年齢測定、お茶を飲みながらコミュニケーションするなどして交流をしました。測定結果をもとにお話しをしたり、ハンドマッサージをするなど、どの場面も笑顔が絶えることなく時間が過ぎていきました。
学生にとってはハンドマッサージや測定を通して人に触れ合うことができる貴重な機会であり、子どもから高齢の方とお話できる楽しい時間であります。また、地域のみなさまからは「学生さんと話ができる楽しい時間をありがとう」というお言葉をいただける時間となっていました。
当初の趣旨から変わることなく、気軽に来ていただける場づくりを今後も続けていくことが大切と感じました。
今年度も3月まで7回開催いたします。どなたでもふらりと関西医療大学5号館の7階に来ていただければと思います。
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ご入学の皆様へ ~最初のミッション(mission)~  

2019年04月26日

皆さん、こんにちは、ご入学の皆様おめでとうございます。

成育看護学(母性・助産)担当 田中 静枝です。   

                               

保健看護学部は平成21年の設置より、10年の節目を終え、今年11年目となります。この10年の間にも、少子高齢化の進行により、医療・介護をめぐる状況は大きく変化し、看護師の役割も多様化・複雑化してきました。病院ばかりではなく患者様が自宅で病気と共に生活するための看護や患者様の状態を推測する臨床推論力の必要性が叫ばれています。

また、5月1日の新天皇(徳仁)の即位日には改元が行われ「令和」となります。「令和」は「日本最古の歌集「万葉集」巻5、梅花の歌32首の序文にある「初春の令月にして、気淑(よ)く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫らす」から二文字をとって命名されたそうです。その意味は人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ。梅の花のように、日本人が明日への希望を咲かせる国でありますようにとの理由です。

背景には、今の日本について、虐待の増加やキレ易い大人など、人間関係の希薄化により、明日への希望が持てにくい現状があるからと推察します。

社会が求める看護や元号が変わっても、看護する人に必要なものは変わりません。

様々な対象者との信頼関係を築くことが大切で、対象者を受け入れることから看護が始まります。入学者の皆様の看護者としての最初のミッション(mission)はお友達作りと考えます。見た目や、噂に惑わされず、しっかりとコミュニケーションし、相手の強みを強化した関わりに努めてください。大学は何でもチャレンジする機会に溢れています、しかし、決定には自主性や自己責任が伴い、その分不安や迷いも多くなります。その時、信頼できる友達がいれば高い壁も一緒に乗り越えることが出来ます。

充実した楽しい学生生活になるよう、まず、友達作りから始めましょう!!

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「平成最後の大学の桜。」


インフルエンザの猛威から考える感染管理

2019年03月08日

皆さんこんにちは。保健看護学科で成人看護学を担当している兒嶋です。

立春を迎えてなお寒さ厳しい毎日が続いていますが、皆さんの体調はいかがでしょうか。寒さとともに大気が乾燥し、今年は2種類のA型インフルエンザウイルスによる、いわゆる季節性インフルエンザが大流行し、2019年1月~2月にかけて過去最多の推定患者数となりました。とりわけ受験生といった方々は戦々恐々とした日々を送られたのではないかと拝察しています。

インフルエンザウイルスの感染経路には、主に飛沫感染と接触感染があり、飛沫感染とはウイルスを含む咳やくしゃみ(飛沫)が飛散し、健康な人の鼻や口から吸い込まれることによって起こる感染のことで、接触感染とは咳やくしゃみからウイルスが付着した手でドアノブやスイッチなどに触れ、その部分に触れた健康な人の手を介して鼻や口からウイルスが侵入することによって起こる感染のことです。

そのため、急激な高熱などの重篤な症状を呈するインフルエンザでも、実は基本的な対策を徹底することでその多くを予防することができるのです。その代表的な対策は、手洗い(手指衛生)、うがい、マスクの着用です。一見、日常的な習慣のようにも思われますが、医療者に推奨される手順や方法にはWHO(世界保健機関)によって定められているものもあり、日頃の行いが専門的な技術の基盤となっています。

自身の身体が健康であることによって健全な看護を提供することができ、また、日和見感染(免疫力が低下した患者に起こる院内感染)の拡大を予防するといった患者の安全にも直結します。感染症の流行が自分の予防習慣を見直すきっかけになることを願っています。


「心を癒すハンドマッサージ」

2019年01月25日

こんにちは。保健看護学科の山根木です。

保健看護学科は、地域の方々との交流を目的に、四季折々の行事を取り入れた"ナーシングcaféわかば"を開催しています。今回は、"ナーシングcaféわかば"で実施しているハンドマッサージについてご紹介したいと思います。

ハンドマッサージには、手の血液の循環を促進、ツボの刺激による心地よさ、丁寧に触れられることで得られる安心感からリラクセーションの効果があります。その効果を最大限に発揮できるように学生たちは、café をオープンする前にハンドマッサージの練習を行います。3年生や2年生は後輩である1年生とペアになり、クリームの量やマッサージの圧のかけ方を、お互いの手で確認しています。この時「ここのツボの名前、なんだった?」「どんな効果があった?」と、手のツボに関することが話題になります。保健看護学科の学生は、東洋医療の基礎的な知識として【看護にいかすツボ刺激】の授業を選択で受講しており、ハンドマッサージと授業での学びを繋げています。

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では、ハンドマッサージの方法について説明しましょう。マッサージを始める前に温かいおしぼりで丁寧に両手を包み、手の皮膚に分布する温点を刺激し温かさを感じていただきます。使用するクリームは、無香のものとシトラス系とベリー系の香りのものを準備しています。香りの好みは人それぞれ違うので、マッサージを行う時に選んでいただいています。香りの刺激は、大脳辺縁系の偏桃体や海馬、視床下部に伝わり、なつかしい昔のことを思い出すことや、心地よい気分になり心を穏やかにしてくれる効果があります。手背から指先にかけてと手掌をゆっくり、ゆっくり丁寧にマッサージします。最後にハンドマッサージが血流の促進や、心地よくできたかを確認するために、お互いの爪や笑顔をチェックします。写真のように笑顔で終われたら、来場者をお迎えする準備は完了です。

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11月の"ナーシングcaféわかば"で、来場者の方から学生のハンドマッサージを楽しみにしてくださっているというお話を伺い、感謝の気持ちでいっぱいになりました。看護は、対象となる人に触れることから始まります。何気ないコミュニケーションやハンドマッサージを通して、学生には『触れる』ことの大切さを学んでほしいと思います。


3年生の在宅看護学実習

2018年12月01日

こんにちは。在宅看護学を担当しています上坂(うえさか)です。

3年生になりますと9月半ばから、これまでに学んだ看護の心と知識・技術を実践の場で活用する実習が始まります。母性・小児・成人・老年とあらゆるライフステージの方々、お一人おひとりの健康を支える看護を病院や施設などの実際の現場に赴いて学びます。

在宅看護学実習は、訪問看護ステーションの指導看護師さんと一緒に利用者さんのお宅に伺い、その人の暮らしに根付いた看護の実際を学びます。

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左の写真は、電動自転車に乗って、指導者さんと訪問に出発しているところです。実習3日目です。このころから学生の表情は、大きく変わります。緊張も解れて、笑顔が多くなります。対象者様とご家族の生活、生きてきた歴史とご家族や周囲との関係性、そして、今の心身の状況を理解することの難しさを実感しつつ、それでも、徐々に対象者様の生活をイメージすることができるようになります。対象者様や主な介護者様のお人柄に触れ、相手を尊重した看護を、看護者として何ができるのか、、、と指導者さんの温かいまなざしに包まれながら、一生懸命に考えています。私自身は、教員として、この変化を嬉しく感じ、学生の学びとる力の逞しさに心動かされながら、指導しています。

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右の写真は、最終日の写真です。少し名残惜しく、そして無事に終わったというホッとした表情です。多くの方々に支えていただきながら、人と人との出会いを大切にすることができる看護者として、ただいま成長中です。

写真は、実習施設長様及び指導看護師さん、各学生の許可を得て撮影をしています。転写は、禁止いたします。


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