教員ブログ保健医療学部 臨床検査学科

疑問に思うこと

2017年04月07日


臨床検査学科  大島 稔

 私自身がそのような学生だったので偉そうなことは言えないのですが、質問に来る学生が少ないように感じています。質問に来る学生はいつも同じ学生です。質問に来る学生に共通していることは、少しのヒントを与えただけで理解できることです。どこがわからないのかを説明するために、関連することを調べているのだと思います。また、試験においてもこのような学生は、考えさせる問題に対して正解率が高いように感じています。質問に来る学生と来ない学生で何が違うのかと考えたときに、私自身が新しいことに取り組むときと同じではないかと思いました。初めは何も疑問に思うことなく本を読んでいます。しかし、ある程度知識がついてくると「あれ、自分がイメージしていることと何か違うな?」や「今読んでいることと、前に読んだ本の関連はどうなっているの?」などいろいろと疑問がわいてきます。疑問に対してどうやって解決するかは、もっと大切なことです。しかし、その前に疑問がわいてくるまで基礎知識をつけることも大切です。疑問に思うことは、それだけ学力が向上しているということです。
 学生の皆さん、ぜひ「何かおかしいよね?」「どうなっているのだろう?」と思うようにしてください。



国家試験から卒業へ(1期生に贈る) 

2017年03月03日


臨床検査学科 楳田 高士

 2月22日に国家試験(国試)が終わり、ゼミ生を中心として国試の報告と相談に研究室へと次々にやってくる。国試、就職、転居、卒業式に関する問題など様々である。目の輝きが今までと違う。これからどんな未来がみんなに待っているのだろうか。国家試験に向けた勉強への集中力は凄いものがあった。国試まで来る日も来る日もみんなが最終バスまで教室に集まり、知識を高めた。みんなを褒めたい。よく頑張った!

 成績が伸び悩み、模試の成績に一喜一憂した者がいる。就職活動の際に自身の方向性に悩んだ者もいる。面接練習で何度もキャリア支援課にお世話になった者もいる。心が折れ、友人が心配して、共に助け合った時もある。この大学での時を共有した友人は一生の宝と言われている。みんなにはこの絆を大事にしていただきたい。

 私事ではあるが、私の人生のスタートは天理衛生検査技師学校(現 天理医療大学)卒の臨床検査技師である。4年前、私のスタートであった臨床検査学科が本学に設置され、臨床検査学科に移籍し臨床検査技師の教育に携わることとなった。これは天命なのかと不思議な縁を感じていたが、あれからもう4年、卒業生を出すことになり、この4年間を振り返ると感慨無量である。
 
 現在、時の流れは早く、医学・科学技術の進歩もめざましい。検査法もまだまだ変化して行くであろう。未来ではグローバルな視野に立つ知識とスキルも必要となるであろう。
「強いものが生き残るのではなく、変化するものが生き残る。」と学長が新年の挨拶でチャールズ・ダーウインの言葉を引用されていたが、時代はどんどん変化してゆく、その時に対応し、適応できる人間であってほしい。

 みんなは1期生である。先輩がいないなか新しく道を開拓してきた1期生であり、自信を持って船出をしてほしい。そして後輩を導いてほしい。
ニーチェ(Friedrich Nietzsche)のことばに、
「世界には、きみ以外には誰も歩むことのできない唯一の道がある。その道はどこに行き着くのか、と問うてはならない。ひたすら進め。」という言葉がある。
卒業を迎えるにあたり、この言葉を1期生のみんなに贈りたい。 



あと少し...

2017年01月27日


臨床検査学科 上北宏美

 こんにちは。臨床検査学科の上北です。
 やっと冬らしく雪が降る日もあり、街中や駅のホームでは防寒対策をしっかりとした人をよく見かけます。インフルエンザや風邪が流行っていますので、よくうがい手洗いをして楽しく冬を過ごせるようにしたいですね。
 さて、新年も1月の半ばを過ぎ、2月22日の臨床検査技師国家試験まで残りあと少しとなりました。まだまだ時間があると思っていても、あっという間です。これまでに学生たちは、模擬試験を何回か重ねてきました。その結果から、危機感を感じてきた学生たちは、夜遅くまで勉強したり、友達に教えてもらいながら勉強したりと、国家試験に向けて切磋琢磨しています。6年前に国家試験を受験しましたが、その時の私よりもはるかに勉強しているように感じます。誰かと勉強するというのは、分からない事柄を教えてもらえる、というメリットはもちろんのことですが、相手に教えるという作業で自分の知識の構築にも繋がる、というメリットがあります。現在の4年生は先輩がいないため、仲間で助け合いながらこれまで過ごしてきたので、良い勉強方法を身につけたのだと思います。私はやった後悔よりもやらなかった後悔の方が大きくなると考えています。学生たちにもあの時もっと勉強しておけばよかった、とやらなかったことを後悔することないように、あと少しみんなで時間を有効に使い、最後まで諦めずに取り組んでいただきたいです。
 当日の試験会場は大きく、緊張したり周りの鉛筆の音が気になったりもして、普段通りに集中できず焦ったのを覚えています。学生たちには当日緊張してこれまで勉強してきたことを発揮できなかった、ということがないように自信を持って勉強の成果を出し切って欲しいです。
 がんばれ4年生!!



臨床検査学科の完成年度を向かえて

2016年12月09日


市村 輝義

 最初(2013年4月)に臨床検査学科の教員ブログを書かせていただいて、早や4年が経とうとしています。来年の3月には、初めての卒業生を出すこととなりました。多くの方々のお力添えをいただき、ようやく完成年度まで辿り着きました。開学科の1年少し前から準備室が設置され、開設関連書類(文部科学省、厚生労働省)の作成、必要物品の調達等で慌ただしい中、第1期生を迎え、ほぼ当初の予定通りカリキュラムが進行し、現在、1~4年生まで総勢226名の学生が在学しています。(平成28年9月13日現在)
 新たに始まった学科は、どの学校でも軌道に乗るまで相当の時間を必要としますが、幸いにも本学では熱心な学生諸君のパワーもあり、教員と一緒になって良いものを作り上げてこられたと思っています。特に、1期生は先輩がいないため不安もあったことと思いますが、こちらの心配を他所に、1期生のプライドを持って大変良く頑張ってくれています。その後、入学してきた2~4期生は先輩からのアドバイスもあり、比較的スムーズに大学生活を送っているようです。
 ほとんどの学生が、臨床検査技師を目指して入学しています。在学中の最終的な目的は、臨床検査技師免許を取得することと確実に就職することです。これが最終学年の4年生の最大の関心事です。就職に関しては、病院を中心に検査センターや医療関連企業に、ほぼ予定通りのペースで内定をいただいています。特に病院への就職内定条件が、国家試験に合格して免許を取得することとなっています。臨床検査技師の合格率は、医療職の中では低い職種(70%台,下図)です。他の職種に較べて出題範囲が広く、内容が多岐に亘っているため、相当の努力をしなければ合格まで辿りつくことができません。学生は、試験(平成29年2月22日)まで残りわずかとなり、必死に頑張っている今日この頃です。
 晴れて合格し、卒業することを祈るばかりです。

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国家試験勉強について 

2016年11月04日


荒川 裕也

 こんにちは、臨床検査学科の荒川です。
 現在、臨床検査学科の学生達は、3年生は病院実習、4年生は国家試験対策と、臨床検査学科の中で最も大切な時期に臨んでいます。将来、臨床検査技師として働く時に、この時期に培った知識と技術が大いに役に立つため、学生達は必死に頑張っています。
 今回は、現在、4年生が頑張っている国家試験勉強についてお話ししたいと思います。臨床検査技師国家試験は全部で10科目からなっており、それぞれ「臨床生理学」、「臨床化学」、「病理組織細胞学」、「臨床血液学」、「臨床微生物学」、「臨床免疫学」、「臨床検査総論」、「臨床検査医学総論」、「公衆衛生学」、「医用工学概論」があります。科目数が多く、これから臨床検査技師を目指そうと思っている人は、不安だなと思う人もいると思います。しかし、国家試験勉強をしていると、皆が一様に抱く感想があります。「あ、このことは他の科目でも出てきたな。」ということです。どうして同じ事柄について多数の科目で勉強するかというと、全ての教科は「身体」という同じ材料を違った切り口(生化学的に、病理的に、など)から眺めているだけだからです。ですから、勉強をしていると「この疾患は血液学的には○○○で、生化学的には△△△だな。」といったような横のつながりが見えてくるようになります。このつながりが見えてくると、途端に勉強が楽しくなると思います。  
 実際の臨床検査技師の仕事では、ただ検査を行うだけではなく、いろいろな検査データを読み解く力や患者さんの背景を含めた病態の理解が必要になってきます。つまり、臨床検査技師になるために必要なのは、国家試験科目の10教科ではなく、すべてが詰め込まれた1教科の「臨床検査学」という学問をしっかりと修得するということです。ですので、国家試験勉強において、横のつながりを意識して勉強することが臨床検査技師への近道であると言えるでしょう。



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