教員ブログ保健医療学部 臨床検査学科

「Beautiful Harmony」

2019年06月07日

 みなさんこんにちは、臨床検査学科紀平です。

 新しい元号が令和となり、「うるわしく花開く希望と調和」をイメージしているとのことで、英語では「Beautiful Harmony」と表記するそうです。そういわれると、気分も一新して清々しい感じがしてきました。5月の大型連休中に、趣味というほどではないのですが、サフィニアやオリーブの木を植えたり、なんとかの手習いで華道教室に通い始めたりしました。PCなどは苦手で、最近は特にテクノストレスを感じるようになりました。

 現在は急速な技術革新・情報革命の時代といわれ、日常的にも仕事上でもIoTやAIのニュースを聞かない日はありません。医療では、オバマ前アメリカ大統領が演説で述べられたprecision medicineとして、最新のヒトゲノム情報や臨床情報などあらゆるデータを統合し個別化医療や予防医療などを目指す方向性にあるようです。身近なところでも、ビックデータの解析からインフルエンザの流行がいち早く予測でき、AI画像診断では何千枚もの画像から瞬時に異常箇所を指摘できるなど、これまでの医療現場での仕事がAIなどに置き替わられる日もそう遠くないと思われます。

 日常的にもメールのやり取りや検索、資料作成などで一日中パソコンに向かっていると、とても便利な反面、テクノに弱い私には、インターネットを利用したのか、されたのか分からないなと思うこともあります。あまりにも速すぎる技術進歩と溢れる情報にどう適応していけばいいのかと思い煩うばかりです。「令和」の元号にふさわしく、技術や情報との調和を保って生活できたらいいのですが、若い皆さんの考えを聞かせてください。

 さて、学部の講義では、臨床病態学I、加齢医学、看護にいかす疾病論Vなどを担当しています。症例の主訴や検査結果から病態へと理解がすすむような構成となるよう工夫し、また、超高齢社会で多くみられる疾患や問題点について、将来、医療現場で学生さんが自分で知識を深めていけるような講義にしたいと思っています。疾病を有する人の気持ちに寄り添い、きめ細かなコミュニケーションや支援ができるような医療者の育成を目指していきたいと思っています。AIで代替できない医療の領域とは何かを一緒に考えていきましょう。


夏休みの宿題、最初にやるか、最後にやるか。

2019年04月19日

臨床検査学科

鍵弥 朋子

 小学生の夏といえば夏休みの友。あなたはどちらのタイプでしたか。どちらでもない?毎日コツコツやる人もいるでしょう。私は典型的な前者、7月中に終わらせて後は遊びたいタイプ。私の弟は典型的な後者タイプで、831日の夜は両親ともども徹夜、間に合わず91日朝を迎える、という感じでした。小学生ながら、こんな人ほんとにいるんだなあ、と冷静な姉は横で見ていました。

 どうしてこんなことを聞いたかというと、この性格というか性分、いくつになっても変わらないなと思ったからです。先に予定が決まっていると、準備をその直前にやるのは心配で心配で居てもたってもいられず、早々にやりたくなる。やっておけばちょっと安心する、という具合。例えばこの教員ブログ、春ごろ公開と聞いて、この原稿の草案を書いているのはこれからクリスマスという時期。性分は変わらないのです。

 私が臨床検査技師の養成学校に通っていたころ、学年全員参加の1泊研修がありました。看護、検査、PTOT学科、先生もバラバラの班でいろいろな活動をしました。その時にある先生がつぶやいたのが、タイプがあるなあ、ということでした。学科によってタイプが分かれていると。検査はおとなしくて1番に手を挙げない感じ、PTは体育会系で手を挙げる前に声出す感じ、看護はまた違う元気さ、という具合です。なるほど、ひとりひとりみていくと、だいたい学科が想像できる。

 では、職業に向き、不向きの性格、性分があるのでしょうか。私はないと思います。元気が取り柄の臨床検査技師がいて良いし、おとなしい理学療法士がいて良いし、実際います。いろいろなタイプの人がいて良いのです。それが多様性であり、社会だと思います。多様性のある集団は新しいことができるような気がします。


大学の学生ホール前の梅の花が咲きました

2019年03月01日

保健医療学部臨床検査学科 

戸田 静男

このブログを書いているのは、2月初旬です。まだ、大学の学生ホール前の梅は写真のように咲始めです。

これから、見頃になると思います。

この時期は、入学試験はありますが定期の後期末試験が終了して一段落のような雰囲気か?と思われるようですが、そうではありません。本学は、関西医療大学です。医療系の大学です。本学には、看護師、理学療法士、作業療法士、鍼灸師、柔道整復師、臨床検査技師を養成する学科があります。

それぞれ、国家試験があります。

大学卒業すると、国家試験受験資格が得られます。ですから、まず大学を卒業しないといけません。卒業イコール資格取得にはなりません。卒業というハードルを越えて、さらに国家試験合格というハードルを越えなければなりません。それだけ、学識や技術の質の保障が担保されているということです。

もちろん、良質の人間性を持つことも大事です。これらの試験は、一年に一回だけ2月から3月にかけて五月雨式に行われます。

よって、国家試験受験生諸君にしたら、かなりのプレッシャーのようです。

この梅を見ると、試験まであと?日だと、受験生諸君は恨めしく思うそうです。

この梅は、開学以来34年間学生を見守ってきました。私も、開学以来34年間この梅を見てきました。

私はこの3月末で退職しますので、見ることもないでしょう。でも、この梅はこれからも学生たちを温かく見守ってくれるでしょう。

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「まずは目の前のことを片付けましょう」

2019年01月17日

大西基代

 私は、臨床検査学科の教員ですが、学生相談室の相談員でもあります。今回は、相談員の立場として、書かせていただきます。
 希望と不安を抱え、大学に入学してきます。将来を考え、色々と勉強しなくてはと気持ちがはやる学生もいます。学年が進行していくと、毎日の授業の復習だけで終わってしまい、なかなか幅を広げて勉強できないもどかしさで、前に進めなくなる学生もいます。大学を卒業するのだから、社会で即戦力となるように知識も技術も学んで身につけておきたい。入学時に思っていたことが全く行えていない自分に、歯がゆい気持ちになってしまうこともあります。
 このようなことに陥ってしまった学生には、私は、「まずは目の前にある問題を片付けましょう。」と伝えます。そして、「高い目標を持つことは自分を向上させ、行動にかりたてるモチベーションを保つためには必要なことです。でも、辛くなった時には、目の前の自分の身の丈にあったことをまず行いましょう。道は続いていきます。」と付け加えます。
 まもなく4年生は、壁を一つ一つ乗り越え、到達した扉を開け飛び立とうとしています。 これからの長い人生、苦慮することも多いと思いますが、行き詰まったら「まずは目の前にある問題を片付けましょう。そして、ここぞと思う時に力を発揮できるよう、心の体力を蓄えましょう。」という言葉を思い出してください。
 豊かな心を持って人生を歩み、社会に貢献してくれることを願っています。


シーズン到来!感染経路をシャットアウト!

2018年12月07日

臨床検査学科 大瀧博文

 師走に入り徐々に寒さが増し、受験を控えた方にとっては体調管理が気になる季節となりました。インフルエンザなどの風邪を引き起こすウイルスは、教科書的には「飛沫感染」により伝播するとされています。飛沫とは、咳やくしゃみに伴い排出される水分を含んだミストのようなものです。飛沫の飛距離は、約1 mとされています。感染者から排出された飛沫が他の人の気道に入り込み感染が伝播するという流れです。では、日常のシチュエーションとしてはどのようなケースが考えられるでしょうか?

良くないことですが、目の前で咳やくしゃみを受けてしまった場合、それを吸い込んで感染することは想像に難くありません。しかし、そのようなきっかけが無いにも関わらず、風邪を引くことをしばしば認めます。一体なぜでしょうか?実は、その原因は「手」と考えられています。例えば、風邪を引いている人が咳をして自分の手で飛沫を受け止め、その手で手すりやつり革、ドアノブをさわる場面があるとします。次に、風邪を引いていない人がその手すりなどを触り、何気なく鼻の近くに手を当てます。このような流れで、結果的に病原体が気道に入り込みます。皆さんは普段意識していないかもしれませんが、多くの人は癖で一日に何回も鼻や口の周りに手を触れています。とにかく、「手」による媒介は、風邪の流行において大きな役割を果たしています。これらのことから、風邪流行の防止策としては、「手洗い」と「感染者のマスク装着(飛沫の拡散防止)」が特に重要であると考えられています。

これからのシーズンを快適に過ごすために、日常で実施できる「感染対策」を是非実践してみてください!


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