
スポーツ理学療法やアスレティックトレーナーの育成教育
-陸上選手(高校生)教育における連携活動-

大阪に所属する高校生陸上部選手の大会時サポートを、理学療法学科に所属するアスレティックトレーナーや日本陸上競技連盟A級トレーナーの資格を持つ教員(中尾哲也)や卒業生と共に在校生が選手のコンディショニング評価からコンディショニング指導を行っている。
サポートの目的は、選手が抱える問題点を問診や身体機能的評価、動作観察などから導き出し、適切なエクササイズプログラムを提供することです。選手が治療家などに頼ることなく、自ら取り組むことでケガの予防と改善、記録の更新につなげることが大目標となります。
これらの目標達成には、指導者が選手にどのように指導しているか、どのような問題点を指摘しているかなどの情報収集も欠かすことはできません。選手とトレーナーの二人三脚で記録更新を目指すこととなります。
関西医療大学オリジナル -雪上安全講習会における連携活動-
(地域活性化活動含む)

スポーツ傷害は、身体機能的要因やトレーニング要因、および環境要因などが重なり生じると考えられています。トレーナーは、これらの要因を回避させたり改善させたりする役割を担うこととなります。
傷害が発生した際には、救急処置などによって身体的損失を可能な限り軽減するよう努めなければなりません。雪上におけるトレーナー活動においても同様で、スノースポーツを実践する選手や愛好家のコンディショニングや傷害予防に努めなければなりません。しかし、スノースポーツを支えるトレーナーを目指す学生トレーナーにとって、雪上安全に対する知識や技術を学習する環境は不十分であるのが現状です。
そこで、スノースポーツを支えるトレーナーを目指す関西医療大学の学生に対し、雪上安全に対する知識や技術を学習する環境を提供することを目的としています。
また、大切な家族や友人、自らの安全を率先して確保できるリーダー的役割を担えるようになることも期待しています。
スキー場での指導は奥神鍋スキー場のパトロール隊員を中心に、理学療法学科に所属するアスレティックトレーナーや全日本スキー連盟スキー指導員の資格を持つ教員(中尾哲也)とパトロール隊員でもあるヘルスプロモーション整復学科に所属する柔道整復師の資格を持つ教員(井口 理)がサポートに入り実施しています。
関西医療大学オリジナル -水上安全講習会における連携活動-
(地域活性化活動含む)

近年、水辺での様々なレジャーやスポーツが増えてきています。しかし、様々な水辺での楽しみ方やその裏に潜んでいる危険を知ったり経験したりできている学生は少く、大人や子供の水辺の事故発生は、減ることがない状況です。
様々な水との親しみ方を学び、思う存分にウォーターレジャーやスポーツを楽しむためには、水の事故から身を守るための基本的な心構え、事故防止や溺れた人の救助や応急手当の方法などの知識と技術を習得することが重要となります。
そこで、水辺でのウォーターレジャーやスポーツを楽しむための方法と水難事故の予防につながる基礎的な知識と技術を学生に対し提供し、彼らが率先して家族や友人、そして自分自身の安全を確保できることを、水上安全講習会の目的としています。
現地での指導はキララ・ライフセービングクラブに所属するライフセーバーを中心に、理学療法学科に所属するアスレティックトレーナーや赤十字救急法指導員の資格を持つ教員(中尾哲也)やヘルスプロモーション整復学科に所属する柔道整復師や赤十字救急法指導員の資格を持つ教員(尾原弘恭)、医師で救急のスペシャリストである教員(古家信介)がサポートに入り実施しています。
アスレティックトレーナー育成教育
-ノルディックウォーキングイベントにおける連携活動-
「ノルディック・ウォーク」は、ヨーロッパ北欧において、クロスカントリースキー選手のトレーニング方法が始まりだと言われています。ポールを用いてウォーキングすることから、膝や腰にかかる負担が少なく、上半身含めた全身運動が可能となる有酸素運動として知られています。
南大阪では、中高齢者の方々の参加者が多いスポーツです。そこに、本学の教員や学生もイベントに参加させていただき、「ノルディック・ウォーク」を体験することはもちろんですが、身体のメンテナンスブースを設置し、ペアストレッチや身体的ケアのアドバイスをする取組みを実施しています。中高齢者のスポーツ環境を充実させることもトレーナーの大きな役目だと意気込んでおります。学生達も大変勉強になっているようです。
トレーナーブースでのウォーカーさんや学生の指導を実施しているのは、はり灸・スポーツトレーナー学科に所属するアスレティックトレーナーや鍼灸師の資格を持つ教員(寺岡祐助、中塚さくら)です。
アスレティックトレーナー育成教育
-中学校・高等学校との連携活動-

本学の学生トレーナーは、近隣の中学校や高等学校に出向いて、部活動中の生徒をサポートする実習を行っています。特定の部活動だけではなく、学校全体の部活動へのトレーナーサポートを実施しています。
傷害予防やパフォーマンスアップの為に必要なウォーミングアップやクールダウン、トレーニング指導、ケガの応急処置などを生徒達に提供しています。
心も身体も最も成長する時期にトレーナーに関わることが、将来のパフォーマンスアップや健康に繋がるのではないか!・・・と考え、養護教諭の先生方と協力して「スポーツ医・科学」の情報を生徒達にどのように浸透させていくか?も考えています。
中学生や高校生の指導や学生の指導を実施しているのは、はり灸・スポーツトレーナー学科に所属するアスレティックトレーナーや鍼灸師の資格を持つ教員(寺岡祐助)です。
アスレティックトレーナー育成教育
-熊取町「お一人暮らし高齢者サポート」との連携活動-

民生委員の方々からご依頼いただき、熊取町内のお一人暮らしの高齢者へのサポートを実施しています。
本学教員からは「フレイル予防」のレクチャーをし、学生トレーナーが高齢者の方々に悩み相談を持ちかけ、アドバイスを受ける時間を設けています。
学生も貴重なアドバイスをもらい、高齢者の皆様は学生の為にと一生懸命にアドバイスして下さり、結果的に「フレイル予防」になる・・・ことを目的としています。
地域高齢者の指導や学生の指導を実施しているのは、はり灸・スポーツトレーナー学科に所属するアスレティックトレーナーや鍼灸師の資格を持つ教員(寺岡祐助、中塚さくら)、ヘルスプロモーション整復学科の教員(相澤慎太)です。
スポーツ救護・柔道整復師の育成教育
-アメリカンフットボール選手へのサポート連携活動-
本学では社会人アメリカンフットボールチーム(X1Area所属)「トライアクシスJ-STARS」と提携し、チーム練習(本学グラウンドで実施)時や、普段からのトレーニング指導、公式戦までのあらゆる現場でサポートしています。
これらの現場では、本学のヘルスプロモーション整復学科に所属する学生の1つの実習現場となっており、激しいコンタクトスポーツならではの貴重な経験をすることができます。柔道整復師は柔道(柔術)の技術から発祥したという経緯からもわかるように、外傷対応のスペシャリストです。特にスポーツの現場においては親和性が高く、その強みが発揮されます。
また、アメリカンフットボール以外では空手や柔道、少林寺拳法といった武道競技のサポートも多く実施しており、こちらも学生が参加することができ、学生のうちにスキルアップすることが可能です。