私は2020年4月に本学に赴任し、この4月で2年が経過しました。
赴任前よりCOVID-19の感染拡大もあり、オンラインへの切り替えや様々な制限の中で、学生の皆さんも教員である私たちも思うような大学での生活、当たり前の生活が送れなくなっていました。
その中でも創意工夫をして少しずつコロナ禍での教育を進めておりますが、やはり困難があった時にこそ、臨機応変に動ける力、先を読み動ける力、実行力などが重要であることが浮き彫りになったのではないかと思います。
本学に赴任するまでは小児科医・救急医・集中治療医として12年間臨床の現場で従事しておりました。主に救命救急センターでの勤務では日々運ばれてくる重症患者さんの対応をしており、文字通り時間との戦いでした。東日本大震災の際には日本DMAT隊員として、震災翌日より福島県で活動し、その後宮城県、岩手県などでも活動しました。
そういったフィールドから教育の現場への赴任はとても大きな変化でした。ですが、その変化にも柔軟に対応することで、また新たな出会いや新たな変化が生まれます。
学生の皆さんも在学中はもちろん卒業後もいろいろな出会い、いろいろなフィールドで働く事になりますが、新しい事にもどんどんチャレンジして、多くの化学反応を生み出してください。
皆さんと出会い、変化・成長していく様子を楽しみにしています。また、そういう中で私も成長できると考えています。
担当科目(学部)
・AT実習
・スポーツ医学
出身校
京都府立医科大学
学 位
医学
取得資格
日本救急医学会救急科専門医
日本DMAT隊員
日本化学療法学会抗菌化学療法認定医
日本医師会認定産業医
日本医師会認定健康スポーツ医
国際緊急援助隊研修修了者
大阪府災害医療コーディネーター
災害時小児周産期リエゾン
日本救急医学会ICLSコースディレクター
小児T&Aコースインストラクター
JATEC, JPTEC, ISLS, PSLS, PALSプロバイダー
新生児蘇生法専門コースプロバイダー
商工会議所認定ビジネスリーダー
JSFCA認定スポーツフードマイスター
専門分野(相談可能な分野)
救急医学一般、小児救急医学、災害医学、スポーツにおける救命救急など
現在の研究テーマ
スポーツ現場での救命救急処置、ジュニアアスリートおよびシニアアスリートのメディカルチェック、スポーツ現場での救命処置指導やその養成
研究のキーワード
スポーツ、救命救急、小児
在内研究(国内留学、国内共同研究など)
大学サッカー選手のCOVID-19下におけるメンタルヘルス調査
中学サッカー選手の生活・運動習慣調査
高校年代サッカー選手の生活・運動習慣調査
社会活動など
大阪府災害医療コーディネーター(2018年~)
(公財)日本サッカー協会スポーツ救命プロジェクトメンバー(2016年~2020年)
(公財)日本サッカー協会スポーツ救命部会員(2020年~)
日本臨床救急医学会小児救急資機材セット・教育マテリアル 開発ワーキンググループ(2017年~)
日本小児科学会災害対策委員会委員(2020年~)
所属学会
日本小児科学会、日本小児救急医学会、日本外来小児科学会、日本周産期新生児医学会、日本救急医学会、日本集中治療医学会、日本災害医学会、日本外傷学会、日本臨床救急医学会、日本臨床スポーツ医学会、日本化学療法学会、日本スポーツ栄養学会
趣味
サッカー、フットサル、マラソン
オフィスアワー
随時
主な研究業績
【論文】
・古家信介、吉野智美他: 平成30年大阪府北部地震における災害時小児周産期リエゾンの活動報告. 日本小児科学会雑誌123:9;1436-9,2019
【著書・共著】
・古家信介、田中裕他: スポーツ救命講習会テキスト. 金原出版, 32-33, 2017.
・古家信介、石見拓他: 改訂第3版ALS:写真と動画でわかる二次救命処置. 学研メディカル秀潤社, 164-176
・日本外来小児科学会編著: ママ&パパにつたえたい 子どもの病気ホームケアガイド, 医歯薬出版株式会社, 2020
・日本集中治療医学会編: 災害時の集中治療室, 申興交易㈱, 2020
・古家信介: 災害時小児周産期リエゾン/DMAT/EMIS. ペリネイタルケア39:10, 1070-1071, 2020
・古家信介、吉野智美他:大阪北部地震, その後, 小児科診療84:3, 397-405, 2021