関西医療大学

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教員ブログ

恒例の関医祭も終わり、秋も深まり・・といいたいところですが、なかなかに暖かい日が続いています。それなのに学内ではなぜか、マスク姿が目に付く不思議な季節の変わり目です。
近年、大型台風やゲリラ豪雨の襲来など、従来の季節感では考えられない気候の不順、各地に甚大な被害をもたらしました。スウェーデンの16歳、グレタ・トゥンベリさんの国連でのスピーチが話題となりましましたが、明らかに地球の温暖化は進んでいるのでしょう。1880年~2012年までに全世界の気温は平均で0.85℃上昇、これに伴って海面上昇は1900~2010年で19cm以上を示しているとのIPCC(気候変動に関する政府間パネル)のデータがあります。トゥンベリさんの活動は「世界の複雑さを知らない・・」とか「バックに大人がいて操っている・・」等の批判もネット上に溢れていますが(まあ、各々見解は自由ですし、地球温暖化を否定する情報もWEB上では流れますが)たった一人で行動を起こした彼女の勇気や行動力には、やはり価値があると思うのです。

以前、『あなた自身の社会-スウェーデンの中学教科書』という本を読んだ事があります。この本では、市民として生きることの基本、政治や選挙の仕組みや意義、経済、人権、福祉について成人になっていくために必要な知識が偏りなく記されています。こうした教育の中からトゥンベリさんの様な若者が出てきたのかなーと思ったりします。彼女は言いました、「私は、この壇上に居るべきではありません。本当は学校に行っているべきなのです。それなのにあなたたちは私を希望というのですか」と言うメッセージは強烈です。と言いつつ、様々な排出ガスの多い飛行機で国際学会に行ってしまう自分がいる訳で。。スカンジナビア航空等世界の航空業界では、ハイブリット航空機の開発を考え始めたとのことですが、世界中どこでも行ける時代、若い人には大いに羽ばたいて欲しいけれど、時々立ち止まって地球環境や人類の未来へ思いを致していきたいものです。
                            (作業療法学科 岩井和子)

(ルーマニアで開かれた社会精神医学会と街角で民族楽器を弾く叔父さん)