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Blog 関西医療大学NOW!

 2020年度新学期が始まり3ヶ月が経ちました。今年度は、新型コロナウイルス感染拡大の対策として、本学でもオンライン会議システムなどを活用した遠隔授業を行っています。5月26日には、全国的に緊急事態宣言が解除され、学内で十分な感染防止対策を講じたうえで、段階的に対面授業を開始していますが、新型コロナウイルス感染症が発生する前の状況ではありません。

 私自身、不慣れな遠隔授業を始めたばかりの時は、パソコンなど機材の不都合などが生じ戸惑い感じることもありました。しかし、授業が進むにつれて画面を通して真剣に授業に取り組んでいる皆さんの様子が確認でき、画面越しであっても意思の疎通が図れる実感を体験しています。また、遠隔授業に対しては、「授業に集中できるようになった」「自ら勉強に取り組む時間が増えた」といった思いも聞かれます。新しい取り組みは、時に不安な気持ちも生じますが、新たな発見も多くあります。

 ところで、勉強とは、知識や技能を学ぶことでありますが、大学では受動的な学びよりも主体的な学びが重要となります。学ぶことの意味合いを表す言葉として“学習”と“学修”があます。国語辞典によると“学習”は学問や技術の基礎的知識を学び習うことで、“学修”は一定の学問や技術を学んで身につけることと示されています。つまり、“学習”は学ぶことで、“学修”は学んで身につけることなので、“学修”はより深く究めていくことになります。

 新1年生は、大学での“学修”の第一歩がスタートし、2年生、3年生、4年生は、いままでに積み重ねた学びから、さらに新学年で新しい課題を学修しています。今年は、新しい学修内容だけでなく、新型コロナウイルスの感染拡大対策ための生活、それに加えて新たな授業方法を体験している真っ最中だと思います。

 最後になりましたが、これからも今までの勉強スタイルを見直したり、頑張っている皆さんの“学修”が究められるよう、保健看護学科の教員一丸となり応援していきます。

保健看護学科 津島和美