関西医療大学

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ヘルスプロモーション・整復学ユニット 伊藤俊治です。
 最近、私たちの研究グループがまとめたALSの研究を紹介します(Brain Res. 1746(1):147035, 2020、臨床検査学、基礎医学ユニットとの共同研究)。
 ALSは最近ニュースで話題にもなりましたが、時間と共に運動神経が脱落、筋肉も萎縮して最後には呼吸等もできなくなって死亡する病気で、まだ根本的治療法も無く研究が待たれています。根本的治療法を開発したり、診断したりするためには、患者の体内でどんな変化が起こっているか(この変化をバイオマーカーといいます)を知らなければなりません。
今回の研究では、患者さん、患者さんと同じ環境の健康な人、全くの健康な人たちから血液を頂いて、その中に含まれるmiRNAという物質の種類を調べました。その結果、患者さんの血液中でだけ増減しているmiRNAを何種類か見つけました。これを診断や病気になる危険の予測に使えるようにしたいところです。
 また今回はALSの中でも紀伊半島で以前多かった「紀伊半島型」という病気に絞って調べましたが、今後他のALSでも調べたいと思います。