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Blog 関西医療大学NOW!

人文・自然科学ユニット 王 財源 です。
最近、町の中で美容の〝ハリ〟ということばをよく耳にする。
いま、多くの鍼灸院で、美顔や小顔にできるという〝美容のための鍼灸〟が注目されている。これは〝ハリ〟を〝刺す〟ことで、より美しく、きれいになれる!というキャッチフレーズで宣伝されている。
痛がりの私にとって〝ハリ〟を刺されるのは苦手だ、刺さなくても効果を出る方法を考えたい。そこで日本で初めて、〝刺さない美容鍼〟「審美六鍼」を誕生させた。
じつは、この〝ハリ〟の産みの親が2000年前の昔に中国で使われていた、古代の治療用〝ハリ〟であった。それを現代に〝刺さないハリ〟として蘇らせたのであった。
なんとこの〝刺さないハリ〟が免疫と自律神経機能の改善に、科学的な有効性を示すことが分かってきた。そしてこれが海外雑誌に紹介された。
〝ハリ〟は刺さなくても効くことが分かってきたのである。

         図1.〝刺さない美容鍼〟「審美六鍼」(監修: 王) 出典:古代鍼(鍉鍼)を用いた施術が体温、免疫機能と自律神経系に及ぼす影響 The effects of application of an ancient type of acupuncture needle on body temperature, immune function and the autonomic nerve system. (Health.Vol4,No.10,775-780)