2018年12月28日
X'masイルミネーション
保健医療学部 作業療法学科 岩井和子
例年にない暖かさの12月ですが、本学では6日にクリスマスイルミネーションが点灯されました。春に植えられたもみの木は水はけが悪かったらしく枯れてしまって残念に思っていましたが、新しいもみの木にオーナメントがかけられ、また、正門に続く植木にも電飾がつけられて本学らしい優しい光の夜の風景になっています。
クリスマスイルミネーションと言うと私は、2011年3.11の年の冬を思い出します。言うまでもなく福島の原発事故で節電が叫ばれ、街も心も暗いクリスマスでした。私は当時、関東に住んでいましたので、放射能の怖さを痛感していました。原発事故後に降った放射能を含んだ雨で、勤務していた大学の多くの植木が枯れてしまいました。毎年、きれいな花を咲かせていた山茶花やドウダンツツジ、皐月などは数年間花をつけませんでした。
あれから7年、街はオリンピックや万博誘致で沸いているけれど、まだまだ大変な生活を強いられている方々、また、原発処理に当たっている人たちにやはり甲状腺がんが発病し始めていること(子供たちも)を忘れてはいけないと思っています。
写真は本学のものではなく太陽光発電によるイルミネーションです。電力料金は0円なり。私たちも、電力に限らず自然エネルギーへの関心、つまりは自然を大切にうまく活用すること、そして丁寧に暮らしていくことを考えていきたいと、この時期に思い返しています。