関西医療大学

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教員ブログ

このコラムがアップされる2月は、医療系国家資格を目指す学生にとって「国家試験」の時期です。多くの医療系国家資格試験が毎週末に実施される、受験生にとっては正に集大成の時ですね。国家試験に合格しないと思い描いていた仕事ができないわけですから、プレッシャーがかかります。はり師・きゅう師(両資格を取得して鍼灸師といいます)の国家資格は2月最終週日曜日に実施されますので、今年は2月24日です。本学は4年制ですので、4年生は朝から晩まで受験勉強...我々教員も国家試験の補講に勤しむ毎日です。

さて、はり灸・スポーツトレーナー学科にはもう一つ試験が待ち構えています。(公財)日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)実技試験です。これは昨年末11月に理論試験というマークシート試験をクリアした人が受験できる、いわゆるJSPO-ATの最終試験です。アスレティックトレーナーの試験内容は医療系知識・技術を多く含んでいるので、医療系の学校に進学した学生には非常に有利です。実技試験では、理論試験でクリアした知識を実践できるのか、ということが問われる内容です。とはいえ、現場での応用を評価されるのでは無く、あくまでもJSPO-ATとしてエントリーレベルにあるかどうか、を判定されます。

実技試験の内容は、

  • ①スポーツ現場における救急処置(8分間)
  • ②アスレティックリハビリテーション(12分間)
  • ③テーピング(8分間)

の3項目です。設定された状況を括弧内の時間で実施・指導する、シミュレーション試験となっています。

①と②ではスポーツ傷害や現在の状態が設定されており、受験生は問診や視診、触診、スペシャルテストでその状態を探り、適切な処置やトレーニングを処方していきます。テーピングは指定された部位と巻き方を実施します。私も受験しましたが、トータル時間30分間(私の当時は4項目40分間でしたが)、緊張しっぱなしで喉がカラカラになったことを強烈に覚えています(笑)。

国家試験、JSPO-ATのダブル受験をクリアする学生は非常に少ないのが現状です。しかしながら、本学に進学してきた目標を達成した学生は非常に素晴らしい顔をしています。「皆ができることでないからこそ価値がある」、のは社会でもスポーツでも同じことと思います。資格を得ることは、自分自身の仕事に普遍的な価値を付与する意味もあるのではないでしょうか。そして、価値を追求する姿勢はきっと卒業というスタートラインを何歩も前進させてくれます。試験が終われば1週間後に卒業式が待っています。学生が、この2月をバネに大いに羽ばたくことを期待して止みません。

写真は野球選手への指導場面です。実践あるのみ!